Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
紫蘇ちゃんと夏、さようなら


またアホなタイトルを付けてしまった。これは、何の鉢でしょう?答えは、夏の間、日本へ帰国していた私の習字の先生の代わりに、預かっていた紫蘇の鉢植えでした!アパートの、一番陽が当たる場所に置き、私は毎朝「しそちゃん」と呼び、霧吹きで水をかけてやり、甲斐甲斐しく話しかける様を、ある週末に目撃したコーチは、「それちょっと、まじで頭おかしい人みたいだから、やめた方がいいよ..…」と、ほんとにこの絵文字みたいな顔をして、絶句していたが、気にしない、気にしない。どんな植物にも話しかけた方がいいのだ!(と信じている) 


その甲斐あってか、しそちゃんは毎日毎日、「私を食べて!」と言わんばかりにぷんぷんぷんと新しい葉っぱを付け、おかげで私は、暑いお昼には梅しそ入り冷やしうどんを食べてみたり、またある時には、梅じそパスタを作ったりと、美味しく食すことが出来た。どうよ!パリでである。感謝。しかも買うとしその葉って、高いのよね〜。ほんとうはジントニックにも入れてみたかったけど、時間がなくて、断念。



しかし紫蘇でも何でも、植物がいて、毎日水をかけてやり、話しかけることがどんなに癒されることか、よーく分かった。予想以上の愛と、喜び、可愛さがそこにはあった。それに答えるように、毎日小さな葉っぱをぽんぽんと付けてくれるしそちゃん。残念ながらもうお家に帰っちゃったけど、お返ししなくちゃいけなかった昨日は、朝から悲しかったものである。私、しそちゃんに情が…. しっかり移ってる!!これってほんとに危ない人?いやいや、ほんとうに可愛かったんだから。この夏、濃密な一時を過ごしたわ、私としそちゃんは。先生いわく、この苗は日本からやって来た種で、一年草で、この夏でそろそろ終わりというしそちゃんも、私には最後の(?)頑張りを見せてくれた。まったく毎日話しかけた甲斐があったというもの。美味しかったよ、しそちゃん… また、会えるよね…...





昨日8月27日は、フランスというかとにかくパリでは珍しく、一日中しとしとしとと、それはもうしつこく雨が降り続き、止むことがなかった。どんよりとした、グレーの空よ、再び。こうなると、感じるのは秋の気配である。パリは、8月27日にはもうしっかりと秋でした。涙。。南仏から引っ越してきた友達は、びっくりしていた。そりゃそうだよね、まだ曲がりなりにも8月だもの、葉月ですよ。それなのに、この冷ややかさ、冷たい雨…。あぁパリにも、日本のような美しい秋晴れがあったなら。東京のように、見事な冬晴れがあり、青い空に冬の太陽が輝いていたらと、まるで昔の日本を夢見たゴッホのように思ってしまう私である。どんだけw




毎年書いてるけど、夏の終わりはあっけなくて、もどかしくて、引き留めたいにも引き留められなくて、悲しい。それは新たに巡り来る、新しい季節に胸が騒ぎ、また忙しい時期がやってくるなと、不安に思う気持ちが入り混じった、ざわざわとした気持ち。今年は言わば毎日バカンス、まるで日曜日の状態で、働いていないからいつもよりストレスはましだけど、やっぱり苦手な時期に変わりはない。それは一つに、ヨーロッパで一番素晴らしい季節でありつつも、一番短い夏という季節があっけなく去ってしまう無常さ、悲しさのせいなのだ。なんで夏はこんなに短いんだよーう!いつになったら慣れることやら。あぁまたこうして、秋がやって来ては、冬が来る。なんだかいつも薄暗い世界を生きているような気がする。一年が回っていくなぁ。こっちのカレンダーにももう随分慣れて、お盆や終戦記念日を感じることよりも、ついうっかり8月15日は聖母昇天祭という、カトリックの祝日で、休みになるということの方をしっかり意識してしまう始末。うぅ、「この、非国民!」とか呼ばれたらどうしよう、呼ばれたくない。。。ほんとうは、(まだ先だけど)ガレットデロワなんかどうでもよくって、鏡餅とか七草粥が食べたいのだ、私は!w



だいぶ身に沁みてきた通年行事というか、リズムというか、それを得るごとに、元々の体に染み付いていた日本の行事やカレンダーをどこかに引き換えにして、忘れてしまう寂しさ。いつも言ってるけど、いつだって私は私で、心は日本に。ふとバスの中から見えるカフェのテラスに、もうすっかり、そうした「洋100パーセント」の光景に心が驚かなくなっていること、それが、すっかり自然の、日常の景色となっていること、びっくりする。私は日本の野山や田んぼが見たいよ。そしてそういった光景が、本国日本ではどんどんと少なくなろうとも、私は私が生きた日本を忘れることはないし、それは間違いなく、故郷の姿であるし、湖沿いで見た夕日だったり、登下校して歩いた、あぜ道だったりする。そうして少しずつ、日々「ずれ」が生まれていき、これからますますフランスで生きていく度に、私の中だけで止まった、私だけの時間、日本という光景が出来上がっていく。アメリカに住む伯母なんか在米50年近いから、もっとひどくて(苦笑)、従姉妹に子どもが生まれた時、生まれてきた子は男の子だったのだけど、日本名を考えていた時に、日系だから、両方のおじいちゃん(子どもから見たら曾おじいちゃん)から取って、「守政(もりまさ)って名前はどうかねぇ?!」と、真剣に母に電話で聞いてくるものだから、あの人は絶対に、「キラキラネーム」なんて概念など、知るはずもないであろう...。伯母の中での日本が、時間が、止まっているから。それは誰のせいでもないのだけれど。(そして無事、生まれてきた子は守政(もりまさ)ではなく、けれど日本とのつながりを感じるような、いい名前になった。よかった……。もちろん、ちゃんと英語名もあるし、普段はみんなそっちで呼んでいる。)



脳裏にちらつく、刺繍なのか布で出来たものなのか、額に入った、金太郎の絵の恐怖。もうすぐそこにやって来るのだろうか、私は壁に掛けてしまうのだろうか。(ちょっと前の記事を参照にして下さい……) それは依然として、私の中にある。ちなみに我が家に、そういう金太郎の刺繍こそないものの、小さい浮世絵は、ある。コーチが5月に、ニューヨークでお買いになりました。買った時にも言われて、半信半疑だったのだけれど、その後猛烈にリサーチした結果、なんと本当に安藤広重、歌川広重のものらしいので、二人ともほっ。と同時に、ガッツポーズ!Yay!


浮世絵なんだけど、漫画みたいな構図と絵で、なかなか面白いんだよ。それはコーチの趣味である、古い中国の家具の上に立てかけてあり、その隣には、私が書いた習字が何作か…. ちゃんと額に入れて、表装して、ある。(自分で表装しました!)そしてそのすぐ上の壁には、アフリカから来たマスクが数個…… なんか、こうして文字で書くだけでも凄いね。強烈。私はそういう、超絶エギゾチックなインテリアの家に住んでいるのだw
機会があれば、また写真に撮ってお披露目しようと思います。

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It's hard to believe when the magic is gone


以下、思い上がった文章になるけど…….


私は今まで、自分には何か特別な力と、強力な運があると思っていた。根拠はないけど、こうしてパリに暮らせていることもそうだし、今までの自分を思い浮かべても、努力ではなく、幸運に助けられて、なんとか生きてきている。努力家とはほど遠く、ひどくレイジーで、どうしようもない人間なのだ。けれど、どうやらその魔法は終わったみたい。これからは、好きな業界で働くことも叶わないかもしれない。私にあまり、選択肢はない。けれど、日本に帰るという選択肢は、もっとない………



大げさな言い方になるけど、どこかで人生を誤ったような気がしてた。特に、この高失業率・超学歴社会のフランスでは、「日本で四大卒」なんて意味がない。歯が立たない。昔から、なんとなく大学というものに行ってみたかったし、憧れもあったし、入ったら入ったで安心も感じていたし、何より語学が好きだった。事実、大学生活はものすごく楽しく、それについては何の後悔もしていないけれど、あの時もっと、17歳の頃、自分のやりたいことはこれなんだ、私はこのために生きていく、私の道はこれだって、なんでもっと分からなかったんだろう。考えなかったんだろう。31歳になった今でも、自分の道がどれなのか、分からないなんて。。もしかしたら、大学以外にも私に合った、ふさわしい道があったのかもしれない。進路が決まった後に、商業フランス語やファッションを学ぶ学校が東京にあることを知ったし、中学生の頃は美大に憧れていた。あの時、もしその学校や、美大に入学出来ていたら、今頃私の人生はきっと違った風になっていただろうし、『やっぱり大学っていうものに行ってみたかったな』と後悔しただろうか。



自分には何の特性も、秀でたこともないような気がして、一体何を仕事にしたらいいのか分からない。働くからにはやはり好きな、ファッションの世界にいたいなと思うけど、私には到底デザイナーになれる感性も器用さも、時間もないし、スタイリストやアートディレクターの勉強をしてみたい、するべきかと、今になってそういった学校に行って、資格を取るべきかと考えてみたり…...。まったく恥ずかしいくらい定まらないし、迷っている。



せっかく生まれたからには、好きなことをして生きたいと思うものの、シンプルな聞こえとは正反対で、その考えを実行するのは至極難しい。世の中に、好きなことを仕事にして生きている人は、一体何パーセントくらいいるだろうか。私の場合、どんな仕事をしていても、ほんとうに私のやりたいことはこれじゃない、という感覚が付いてまわる。じゃあ一体何がやりたいのと聞かれれば、それはてんでお金にならないことばかりで。(習字の先生になりたい、アーティストの友達数人と共同のアトリエを持ちたい、ものを書きたい…….)もう18の自分とは違うのに、未だに自分がどうしたいか分からないなんて。。



私は何の職業に向いている?何になるべき?




今になって、解雇された重みを感じてる。それは戦っていた時ではない、終息した今だ。特に、この年になって。。。励ましてくれる人々のおかげで、愛情も思い入れもあった会社だったけど、もうすっかり憎しみも、悲しくもなくなって、立ち直さなくっちゃ、立ち上がらなくっちゃと、毎日求人サイトを見て、興味がある・もしくは私の学歴・経験でも応募できるものには、必ず応募して、結果、面接にも呼ばれないのを繰り返して… ヘコんでる暇もない。



というようなことを、せっかくの夏なのに出かけもせず、空っぽのパリの中で、家に籠ってぐるぐると考えていたら、すっかり煮詰まってしまって、気分はすっかり廃人の勢い。木曜の夜は久しぶりに出かけて、久しぶりに友達と会った。先月の、南仏での結婚式以来に会う友達カップルと、ロシアの友達二人。遅れて舞台をやっている男の子もやって来た。



運ばれてきたバーガーと共に、やはり、私の就職活動がどうかという話になる。「そもそもバカンス中だから、なかなか返事もないし、進まなくて。」とそれはそれで本当のことを言うと、みんな苦笑いした顔で、頷いてくれた。本当はもっと、心の内にある、不安なこと、どろどろとした、不安の塊を一切合切、言ってみて、ぶつけてみたい気に駆られたのだけれど、久しぶりの場ではひどく不都合な気がして、言い出せなかった。泣き出しそうで怖かったし。私が失業者だからと、一軒目のカフェで気前よく自然にビールを奢ってくれた女友達の気遣いが嬉しい。思わず肩を抱き寄せて、キスしたくなる。うっすらと泣いているのがバレただろうか。どうしてこんなに良い友達ばかりなんだろう。



やっぱりもうちょっと出かけて、明るい気分をキープしないとダメだな。フランスの素晴らしく寛大な点は、2年間も失業手当をくれる期間があって、その間どの美術館に行っても無料で鑑賞できることだ。せっかくだから、これから週に一回はどこか出かけよう。それから本当に、自分が何をしたいのかよく考えて、時間をかけて。ここは後から見た時に、きっと大事な岐路になるような気がしている。こうしてまた新しい仕事を選べる立場になって、ピンチだけど、チャンスとも言える。ここフランスで、また新たな道を見つけるしかないのだ….. 良くも悪くも、フランスで生きていく選択肢をしたのは私だし、何をしてでも、生きていくしかない。






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Dinner with Miss Dorothee Flores











昨日はリンゴと梨の木が生える、ご存知ドロテのお家に招かれて、お庭でごはんを食べてきました。夏のお庭、路地に入ると見える、秘密のお庭、、、。パリ20区にひっそりと存在する、知る人ぞ知る、ドロテらしい、素敵な空間。食べたのはアーティチョーク。なんでアーティチョークかというと、もう1年半以上前だと思うけど、「アーティチョークって食べたことない。」、という話になり、ドロテが、「じゃあ今度アーティチョークパーティーしよう!いつか食べさせてあげるね」と約束していたから(笑)。


スーパーで目にする度に、私にとってはフヌイユとアンディーヴぐらい謎の野菜、いや、アーティチョークがNo1だったのではないだろうか。。。ちなみに妹に教えてもらったレシピだけど、アンディーヴはサラダにしてそのまま食べても美味しいけど、フライパンでバターと醤油で味付けして、ソテーして食べると日本人的にはもうー!ちょっと苦みがあって、悶絶する旨さですので、お試しを。


とにかく、アーティチョークである。ようやく食すことになった。あの花なのか恐竜の卵なのか怪しい外見の、一体どうやって調理すればいいのかてんで分からない、あれである。というかよく考えてみると、今までピザやなんかで酢漬けになった、缶詰のアーティチョークは食べたことがあった。けれど、あの花みたいな状態で食べるのは初めてである。緊張。


夏だから、やっぱりお供はロゼで!最近、フルーツのシロップやフレーバーを足した白ワインやロゼワインが人気で、いろんな組み合わせの味のものが出ているけど、私はこの、ピンクグレープフルーツのシロップが入ったのが好きで、よく買う。ちょっと甘いから、よーく冷やして。



そして肝心のアーティチョークの写真は撮り忘れてしまったのだけど、うーん、、、。ドロテは前もって、「マズかったら言ってね!遠慮しないで言ってよ!日本人ぶって嘘言っちゃダメよ!食べられなかったら正直に言うのよ!」と言ってくれていたけど、正直、味の方はドロテお手製のソースが美味しいから食べられたというか、初めて食べたけど、別にもう特に二度と食べたいとは思わない、そんな感じだったw 葉?の部分に関しては、食べると繊維が豊富なのはよく分かって、野菜なんだけど、どこか白身の魚のような食感があるような気がしたんだけど、、、汗 これを言うと、フランス人全員、目を丸くしていた。すみませんねぇ、お寿司の国から来てる者ですから。。


それからアーティチョークの芯の部分。に、辿り着くまでの毛ー!!毛ー!!野菜とは思えない、毛がびっしり生えた部分!に、ちょっと鳥肌立ちました。。あれはちょっとした光景だった。。。



仕事で忙しいのに、30分でこんなに綺麗に準備して、もてなしてくれたドロテに感謝!







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8月は空っぽの月に

土曜日、またも数件内見に郊外まで出かけた行った帰り。さしかかったとある公園の前で、こんな通りの看板が、、、そのまま英語に訳せば、"Passage of why not"だけど、誰が、一体なぜ、こんな名前を、、、

あーフランスってほんと、時々ほーんと笑わせてくれる!X'D




***




アパート探しもいよいよ佳境に差し掛かってきております。と、願いたい。今週中にはっきり分かるはず。ドキドキしながら連絡を待っているよ。仮に口頭でオーケーと言われても、紙に書かれていない限り、決して信用してはいけない!書いてあることが大事、これほんと、働いている時にイヤという程学んだ、教訓であります。口から出た言葉ははらはらと舞い、決して重みと、意味を持たないのだ、残念ながら。



実は他に一件程、まぁ「保険」として今一週間程押さえている物件がある。本命の、第一希望のアパートが万が一頓挫して、決まらなかった場合の、保険…。そっちの方が、バスルームに行くアクセスが片方の寝室からしか入れないという、ちょっとした問題はあるものの、閑静な住宅地にあり、駅からも割と近く、エレベーターはないけど二階だし(日本でいう三階)、裏に静かな庭もあるし、木の床だし、かなり広いカーヴ(地下にある押し入れのようなもの)はあったし、機能的にリフォームしてあるしで、圧倒的に便利で、住みやすい建物なのは分かっているのだけれど、私も彼も、不動産探しとなると、どこか"Wow…"と、住む人、訪れる人が感動するのが大事!というコンセプトがあって(笑)、本命のアパートの方がその基準をクリアしているのだった。たとえ、そもそも希望していた「ちゃんとした寝室が二つあること!!」という条件が、「あれ、子どもが大きくなったら我々大人は二間あるリビングの片方に出ないといけませんけど、、、毎朝ソファベッド直さないといけませんけど、、、(めんどくさい)」にすり変わっていても、、、、、、"Wow"が大事な私たちである。馬鹿かもしれない、うう、、、、。







前にもどこかで書いたかもしれないけど、フランスに来て、日本にいた時とは比べ物にならない頻度でお寿司を食べている(笑)。一度なんか、朝から同僚に、「ねぇねぇこっちのお寿司と本場のお寿司はどう違うの?!」と、それはそれは興味津々の顔で聞かれたっけな… 朝からですよ!!朝っぱらから寿司について思うフランス人… 熱い眼差しが嬉しかったな。


それでこの写真は一体何なのかというと、先にインスタグラムにアップしていたのだが、フランス全土にSushiShopという、配達もしくはテイクアウトオンリーで営業しているお寿司屋さんがあって、巷に溢れるニセ・ジャポネ、主に日本人ではない人々が、儲かるからといって営業しているお寿司屋さんより断然美味しいしで、その分ちょおっと高いけれど、私たちもよく頼む。特に、金曜の夜!これはもう定番。


彼も私と付き合い出してからなのか、俄然お寿司が好きになり、アレルギーがあるから魚以外の貝など、いわゆるシーフードは食べられないのだけど、SushiShopを頼むこと、大体10日に一回、という頻度なのである…。もはやこれは、立派な寿司中毒?!ピーターもお寿司大好きで、「ほんとに私、中毒かもしれないわ」と言っておった。(余談だけどピーターは、去年オランダを去り、なんと正式な移民手続きを踏み、彼と一緒にオーストラリアに引っ越した!)


それでこないだ、久しぶりにデリバリーで頼んだところ、私の大好きなカリフォルニアロールに肝心のアボカドがないー!!!もうこれって一大スキャンダルで(大げさ)、思わず写真に撮って、クレームのメールを送ったさ!しかも、他の巻きにかろうじて入っていたアボカドは全然熟れていなくって、とても食べられたもんじゃないという、酷いレベル。。メールを送って、もうすぐ一週間が経つけれど、依然、華麗に返事はないけどね、、、いいのさ。何事でも意見するのが大事である。



という風に、いかに立派なチェーン店でも、時々こんなことがあるっていう、なんともおフランスな具合であります。ちなみに全然熟れていないアボカドが入っていたのは、これで二度目だったので、さすがにメール書いた。また別の時なんかは、注文して2時間経ってやっとデリバリーが来て、この時、すでに夜の11時過ぎ、、、。あのー、9時過ぎに頼んだんですけど、それも、40ユーロ程。
ということでこの時はコーチが騒然と冷静なる怒りのクレームを眈々としたため(今思い返してもあれは本当に名文であった)、その甲斐あって、数日後「お詫びに」と、15ユーロ分無料のクーポンが来たのであったー。さーて、今回はどうなるか。でもさぁ、カリフォルニアロールにアボカドが抜けていたら、それって全然カリフォルニアじゃないよね。しかも私は、正真正銘ほんとの日本人だよ!(寿司の国から来てると言いたい)



ちなみにお寿司の中毒性についてだけど、真相は謎と前置きしておくけれども、前にテレビで、ノルウェーサーモンの養殖に使われている餌の中に、実はEUで禁止されている有害物質が入っていて、幸いなことに基準値を上回ってはいなかったのだけど、今まで餌会社を信じていた良心の漁師さん、愕然とし、憤慨、、、、という内容のルポルタージュを観たことがある。。


超絶理系のコーチいわく、「こんなEUの基準値なんか嘘で、少量でも十分危険、特に子どもを作りたい場合には」とのことだけど、あの番組を観て、「しばらくサーモンを食べるのはよそう」と無言で誓い合ったのはいつだったか、、、。あれからしばらくは、ショックで二週間に一回に減らしたものの、気が付くと下手すると毎週一回は、Sushi night!前のリズムに戻っている我々である。。


餌の中に含まれる危険因子以外にも、養殖だからどうしても大量の鮭同士がゲージの中でぶつかり合い、傷が出来ると他の鮭にも病気が移りやすく、危険、というシーンもあった。これ程にも世界的にSushiが人気だと、その需要に供給が追いつかず、人工的かつ、まるで機械的な養殖に頼るしかないという現実が出来上がっているけど、ほんとうに食の安全については、大事な問題だなぁと思う。それらを口にする、私たち消費者自身が意識していかないことには、避けられない問題だろう。個人レベルで注意し、戦うしかない。







8月になった。7月も終わりに差し掛かると、パリジャンの一群は大体海か、山か、田舎の方へバカンスで出かけて行くので、その代わり、今の街には観光客が多い、多い。歩いていても、聞こえて来るのはフランス語よりも英語、スペイン語、イタリア語、中国語だ。韓国の方もよく見かけるな。昨日の夜は、食事の後、暑かったせいもありアイスクリームが食べたくなって、散歩を兼ねて、マレの方へぐるーーっと歩いて行ったんだけど、あの辺りのいわゆる高級住宅街は、まるで「空っぽです」と屋根の上に音が出ているように、静かだった。あれ程までに辺り一帯の人が出払ってしまっているという音が聞こえてくるなんて。(しかし、そうなると今度は空き巣が心配なフランスである。あぁ、これが現実…….。私もフランスで暮らしていて、スリよりも何よりも怖いのは空き巣である。)



土曜の夜は、上の写真にある通り、19区の端っこにあるラ・ヴィレットという公園で毎年夏に開催される、野外映画祭に出かけてきた。初めて行ったのが二年前だったな。次の日ローマに発った前日だった、よく覚えている。それが彼との初めてのバカンスだったから。(と書くと響きだけはかっこいいけど、なぜ覚えているかというと、その時もう1年半も付き合っているのに、や・・っと初めて一緒に過ごすバカンスで、『こんな遅いリズムで、これから私たち一体どうなるの、大丈夫かな。。』と不安に思ったのをよく覚えているから(苦笑)!)



毎日違う映画が上映されていて、毎週日曜日の夜は、レトロな映画の様子。映画の上映自体は夜10時から始まるけど、みんな早めに行って、場所取りを兼ねたピクニックをする。いくら夏でもヨーロッパの夏なので、10時半頃には肌寒くなる。よって、みんなダウンジャケット(!)を着込んでいたり、薄手の毛布にくるまったり、もしくはひたすら赤ワインを飲んだりして、防寒必須で、観る。今年のプログラムはここで見れます。


この日私たちが見たのは、Take Shelterというアメリカ映画。ちらっと批評をチェックして観に行ったら、四つ星だったのでかなり期待して観たけど、前半の30分はまだまだ話に引き込まれて、真剣になって観たものの、ある時から覚めてしまって、最終的にはあまり面白いとは言えなかった。しゅん。けど、いいのさ。外で大きなスクリーンで観る。この環境が十分楽しいから。ちなみにスクリーンは、空気を入れて膨らます、大きなクッションのようになっていて、気付いた時、笑った。芝生に着いた時、スクリーンがないので「あれ?」と思っていたら、そのうちぶくぶくと立ち上がるものが見えて、何かと思ったらまるでミシュランタイヤのキャラクターのごとく白く膨らむ、スクリーンだった。



ラ・ヴィレットではその場で長椅子も借りることができ、楽な姿勢で鑑賞することも出来るけど、中には自宅から簡易チェアを持ってきて、静かに見ふける初老の紳士の姿があり、『あぁ早くあんな風に、誰にも邪魔されることなく、雰囲気をまとった老人になりたい』と思わず思ってしまった…。まだ31歳ですけど?!今仕事探しを初めて、ちょっとまた精神的に辛い時期に突入しそうな兆しだからさ、つい。ただでさえ興味のある・応募出来る求人が少ないのに、応募して面接にも呼んでもらえないとなると、人間、落ち込むよねー。アパートと同じて、ポジティブでいるのが大事で、きっとどこかでまた素晴らしい仕事に巡り逢えると思うけど、書類でも通過しないなんて、うぅ。


と、一抹の不安はあるけど、あまり深く考えず、せっかくの楽しい夏なので、明るく切り抜けたいと思いまーす。








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蛍光色は夏の証し


New in. ちょっと前に買っちゃった、今年の夏限定の、YSLの香り。赤い実の香りで、なんともフレッシュ


問題は、今年限定だから、なくなっちゃたらもう買えないってことー! 大事に使っているよ。





なんだかまた秋みたいにひんやりとした、曇りがちのお天気が続いていて、(おばぁちゃんみたいだけど)夜は毛布がないと寝られないし、『えーもう夏はほんとに終わり??』と不安に思っていたら、今日は晴れて、ほっ。暑くなると、街には蛍光カラーの服を着た女子が増えるであります。これ、他の国でもそうかもしれないけど、誰が始めたのか、何年か前からのトレンドで、天気がいいと、ピンクやオレンジ、グリーンの蛍光色のTシャツ、ネイル、スカーフが目を惹く。真夏にしかできない、特権!曇った日にすると浮いちゃうのでご注意を…(笑)。



そして秋冬になると、またアースカラーがぐっと増えて、暗〜い、くすんだ色ばかり着るようになる。赤はまだしも、秋冬にフューシャピンクや黄色なんかを着ると、景色と合わない。私はパリに住んで、グレーがすごく好きになった。ライトグレーはブロンドの髪をした人が柔らかいニットなんかで着ると、明るい色同士ですごく映えるし、チャコールグレーはシックでいい。黒も好きだけど、グレーの方がニュアンスが豊かで、そういうわけでワードローブでは俄然、グレーが多くなった。一度、こんな調子のまま冬の東京に行った時、冬晴れの美しい東京では、私はほんとうに、「薄暗い国から来ました...」という格好になり、可笑しかったことがあったな…



よく雑誌の特集なんかで、パリジェンヌのファッション、普段の格好を見せたものがあるけど、そういう時には決まって「ベーシックなアイテムを合わせて」とか「基本色を…」、「モノトーンが多い」なんて記述がある。けど、あれって実は、みんなお金がないから、何年に渡っても使える、無難なアイテムを賢く買っているからなのだ。それだけ、個人レベルのみならず、全体として廃れない、錆びないスタイルがあり、それが俗に言われるフレンチシックと呼ばれている秘密。それでも、あんまりモノトーンだけじゃいつも同じ印象になっちゃうし、赤いネイルをしたり、真っ赤なリップを引いたりと、アクセントを付ける、工夫をする。レトロなフォルムの眼鏡でもいいだろうし、パールのピアスでもいいだろう。(あんまりパールが多いと、それはそれで別のスタイルになってしまうけど、、、Catho!)



最も、ここ10年ぐらいで、フランス人の消費も上昇傾向にあるのか、とは言え、到底そうは思えないんだけど… ぶつぶつ。それとも数あるファッションブログの影響なのか、決して安くはないmajeやsandroなどのブランドは人気だし(それでも両ライン揃ってヒットすることは稀らしい)、ZARAではみんなものすごく買っているし、今では25歳くらいの若い子でも、ヴィトンのバッグを持っていたり、ゴヤールのトートを持っている子もよく見かける。謎。


まぁゴヤールは、香港やバンコクなんかで簡単に偽装品が買えるから、みんな、そうしているのかな、、、?と思ったりして、、、。数年前だったらブランドものは一部の人しか持っていなかった。それこそ、目に見えて分かるような、バリバリに決めた、ファッション関係者やテレビ局勤務の人など。ここ10年で、フランス人の経済価値も変わったのか、いやはやそれはパリだけなのか、「買わない主義」と思えたフランス人も、影響を受けるものなんだなぁと、感慨深い。謎です。(注・偽装品の購入、フランスへの持ち込みは法律で禁止されているよー!)









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アパート探しは依然続行中



あんなに暑かったのはどこへやら、またひんやりとしたいつもの夏に戻ってしまいました。もうフランスの夏は終わり?終わったの…?と、みんなが不安に思っていることであろう。再び夏がやってくることを、期待。


15件はいってないかもしれないけど、内見に行ったアパートの数、依然、増えております。これは、最初の方に見に行って、『やっぱりこれに、オファーしとけばよかったぁ…』と後悔しているアパート。結局この物件だけが、フランスらしいかわいい古いタイプで、ちゃんと寝室が二部屋あった。。部屋自体も全部で66㎡あったしね。広かったよ。けれどキッチンとバスに工事が必須で、それにビビっていたら、そんな心配はもとより、知らないおじさんに現金でさくっと買われて行ったのだったーーーー。


さーて、どこへ決まるやら。。





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Mariage J+R












なんだかこないだから、西へ東へ大忙し。これ程までにフランスを再発見できる機会もないだろう。先週末は友達の結婚式に招かれて、南フランスのトゥーロンへ行ってきた。トゥーロンと言っても、市役所と教会での式があったのはトゥーロンから車で30分程山の方へ入った、ル・ボセという町で、まだキャトルズ・ジュイエ、革命記念日のお祭りの際に出したままになっている小さなフランス国旗が飾られた市役所は、村の雰囲気をしっかり残したまま、可愛らしく、すぐ隣にある町の教会は、控えめだけれどとても良い雰囲気で、美しかった。


夜は海沿いにある、普段は高級レストランらしい豪華な会場でレセプション。会場はもとより、特筆すべきはこのロケーションである。まさに海を眺められるように立っている。この地域でも有名な結婚式会場なんだって。こんな雰囲気、パリでは到底味わえないから、少し遠いけど、行った甲斐があったし、何よりこんな素晴らしい景色の中、式を挙げることに決めた二人に、ブラボー!と言いたい。




フランスの結婚式は、それはそれは体力が要って、夕方6時半にカクテルが始まったかと思えば、そのままスタンディングでしばらくおしゃべり(ヒールでの辛さに座りたがる女子続出)、その後テーブルに案内されるのが8時過ぎだっただろうか。今回は特別に、食事の前にウォーミングアップとでも言おうか、いきなりDJが登場して、ディスコテックになった。その後また席に着き、食事が運ばれてくる。食べ終わると、デザートと飲み物のビュッフェが設置され、そのまま再度、クラブモードに展開!


少なくとも、そのまま朝3時まではぶっ続けで踊り明かすことになる。3時までですよ。。。中には朝6時までなんてのもザラ。結婚式はおめでたい出来事と言わんばかりに、こういうところ、私は密かに、昔はそれくらいしか盛大に祝うことがなかったんだろうなぁと、遠い中世の、村文化から来てるんじゃないかと思ったりして。



ダンスは得意のブラジル人チームに任せておいて、フランス人チームはひたすら床が壊れそうな程音を立てて、ジャンプしていた(笑)。ブラジル人の踊りの上手さはあれだね、きっとDNAか血の中に、刻まれているんだろうね、と思うくらい、皆かっこいい。どんなリズムにも合わせて、すいすいと踊っちゃうのだ。まったく見とれて、惚れ惚れしちゃうよ。



翌日日曜日は、新郎の両親の別荘にてブランチに。しかもプール付き!この別荘のある地域が本当に素晴らしくて、まるで谷のようになっている、山間にあるんだけど、標識もない小さな小さな道を車で進んで行って、辺りはなんと、一面のブドウ畑!事実、シャトーもあったり、ドメンヌもあるらしい。たくさん看板を見た。朝起きて、窓を開けると、この景色が見えるって、どんな幸せなんだろう。。。もうみんなで言ったもんね、「なんで私たち、狭くて高くて汚いパリなんかに住んでるんだろう??」って。(けれどまた、そんなパリが好きで、住まずにいられないのがパリを愛する者の矛盾でもある)



プールで泳ぎ、遊んだ後、新郎のお兄さんが出してくれた飲み物の中に、ラベルのしていない、簡素なワインボトルの中に入ったロゼワインがあった。たぶん、この辺りで採れたもので、市場には出回っていないのだろう。このワインの美味しかったこと!!寝不足だったから一杯しかもらわなかったけど、忘れられないフルーティーさと、すっきりとした甘さであった。出来るものなら買って帰りたかったよ。


別荘のある生活、憧れるわー トゥーロンの駅周辺にある、AirB&Bで借りたアパートもそれはそれは広く、素晴らしかったし、まったくもって田舎での生活の方が、素晴らしいクオリティーで、(またも同じオチになるけど)一体何がよくて天気の悪いパリで働き、暮らしているんだろうと、イヤになるような素晴らしさだった(笑)。田舎は人も優しいし、どんなお店のどんな店員さんだって陽気でニコニコ、この上ない丁寧さである。なぜにパリではみんなツンツンしているのか



とにかくJ+R、結婚おめでとう 二人の素晴らしい結婚式のみならず、南フランスにたっぷりと魅せられた週末だった。いつかこんなところに別荘が買えるように、頑張ろうーと、きっとみんなが思ったはず(笑)。




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