Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
ジュテームなんて言えない






そう言えばエッフェル塔を見に行っていなかった。初めて一緒に見に行った。韓国料理を食べた帰りに、ふと先を見ると彼女は悠々と立っており、そのまま近くまで歩いて行くことにしたのだ。


手をつないだまま、歩いてぐんぐん・・ 雨が降っていたおかげで、寒くない。夜の散歩にはちょうどいい気温。何か大きな建物に遮られて、遠回りを強いられた後は、広場に出た。もう、エッフェル塔はすぐそこ・・ 目と鼻の先。あとは勘だけで歩いて行ける。



雨で少しぬかるんだ道を、避けるようにして歩き、ようやく近付くと、下からまずは眺める。闇夜に映えて、ますます明るい。


円形状のアーチと、無数の格子・・ どれも計算し尽くされているようで、自然というか、優雅だ。すっと立った、バレリーナのようにも見えるし、傘のようにも見える。なのに、近付くとこんなに重工で、その腰はどっしりと地に根付いている。



建設・建築関係のエンジニアなんだから、「ねぇ、エンジニアとしての意見を言ってみてよ」と聞いてみると、「この無数に走った鉄の格子が、本来なら○○と言って(忘れた)、外から吹く強い風の力を分散させるためのものなんだけど、これを必要以上走らせることによって、全体的に丸みを帯びたデザインに見せることが可能になっているんだ。とにかくこれは、魔法のデザインだよ」。だって。一部忘れたけど、大体こんな感じのことを、上を眺めたまま、言っていた。辺りは明るい。黄色いライトでいっぱいだ。そんなに光は強くないはずなのに、酔って、眩しい。



彼は建物を、私は小さな小さなビジューを。ファニーが言った。「全く正反対の二人よね。共通点はない」。そう思っていたら別の日にまたある人が、「けれど、宝石の家を作ることは出来るでしょ」。まるで、宝石版ヘンデルとグレーテルみたい。そんなのっていい。



バリバリの理系と、数学のセンスは一切ない私。ファッションにはてんで興味がなくって、いつもいつ買ったの?!というような服ばかり着ているし、私は私で、私のスタイルを崩さない。(次はコートを選んであげることになっているけれど・・ Relookするのにはまだまだ時間がかかりそう。髪なんて消防士みたいだし!XD)。お互い本を読む、映画が好き、エクスポが好き、いつも遠くのことを思っていて、気を抜くとすぐにどこか空想の世界へトリップしている。そんなことくらいしか共通点がない二人なのに、会うといつも、小さなことから様々なことまで、その週に起きたこと、仕事のこと、次に観たい映画のこと・・ずっと喋っている。私は食べるのが遅くて、彼は朝食でもあっという間に食べてしまう。私の方が英語は得意だけれど、私はスペイン語もポルトガル語も話せない。「僕らはお互いを補うでしょ」。嬉しかった。秀でた箇所と足りない箇所と。でこぼこで、てんで共通点のない二人だけれど、補うことが出来たら。






夜の散歩があまりにも美しくて、ぽむくんがいつも妹にするみたいに、「ねぇ、何か愛の言葉を言ってよ」、エッフェル塔を見上げたまま、ぬかるんだ道の上で、手をつないだままリクエストしてみると、彼は何も言うことなく、一瞬だけ赤くなったように見えて、そのままぱっと、小さくキスをした。何も言ってくれなかった。ぽむくんも、業界は違うけど同じエンジニアで、理系なのにな。私は私の、不器用で、シャイな、この人が好き。ねぇ、特別なものを感じてるのは、私だけ?




















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Super friendly
部屋に掛けてあるカレンダーに、「一番大切な日だ」と言って、まず自分の誕生日の所に色を塗ると、

次に私のお父さんがフランスに来る日にちに、"Mari Papa"と書き、ついでに私の妹の誕生日まで書いてくれた。



日本語を覚え始めていて、汚い言葉も、「まりのお父さんが来るんだよねぇ・・」と言って、何か企んでいる様子。それだけは絶対やめてぇ。。



友達の同居人の彼女の誕生日パーティーがあって、とあるバーの地下でパーティーが行われていて、ぎゅうぎゅうの中詰めて座っていると、私がフランスに来て太ったんだからという話になり、どれだけ太ったのかを巧みに聞き出した後(笑)、手をつないで、

「まりがもしこんなんでも、あんなんでも(と言っていろいろジェスチャーをする)、moi, je t'aime beaucoup(僕はまりのことが大好きだよ).」と言う。

「どこが太ったっていうんだ。がりがりの女の子の方が嫌いだよ」とまでも。





私がちょっと酔って歩いていると、普段とは違う私に、爆笑してる。「誰か支えてあげなくちゃ」とまで言ってる。



私がふざけて、その辺の壁に貼ってあったステッカーを、彼のジャケットの背中に貼ると、始めは爆笑していたのにずっとそれを付けたままメトロの駅まで歩いて、

ホームにある自動販売機のガラスにそれを私が貼り変えると、背中がガラスにくっついたジェスチャーをずっとやってた(笑)。



『はい、ここ座って』というアクションを、遠くからやる。暗い、バーの中。



「本当に邪魔してごめん。けど、始発まで待たせてね」と私が言うと、"Bien sur que non(もちろん邪魔じゃないよ)"を、何度も繰り返して言ってくれた。



ドイツのコが4人いて、ドイツ語で話してる時、「僕らは日本語で話すよ」なんて言って、「うん」って適当にあいづちを打ってる。かわいい顔もしてる。



「むかつく、腹立つ」と練習していても、最後に「まりちゃん」って言うから許してしまう。「それ、私に言ってるの?」と聞くと、

「そんなことまりちゃんに言うわけないよ」なんて言ってた。



雪が降ると噂されていた前日、カフェに入った時、私が寒くて静かになっていたら、「寒いね、大丈夫?」と言って、隣に座って近づいてくる。



私が髪を結ぶのに使っていたゴムに、小さなサイコロが二つ付いていて、それをメトロのエスカレーターに乗っている時に見つけると、後ろから、

"Ouais, c'est migon(うわー、かわいいねぇ)!"と言って、「僕も伸びてきたから同じのが必要だ。どうやって付けたらいいのか分からないけど」なんて言ってる(誕生日プレゼントにあげてやろうかしら)。



デジカメが二人とも偶然キャノンで、自分のメモリーカードを私のカメラに入れて、自分の部屋を写真に取りまくっていた。

「それあたしのなのに」と私が言うと、「いいんだ、この部屋を取っておかないと」なんて言って、夢中になってる。



「注いでくれる?」と言って、赤ワインが空になったグラスを、私の方に差し出す。



葡萄を食べるのに、絶対に私に「食べる?」って聞いて、ひとつ取らせてくれる。



自分のミリタリー・ジャケットを、私に着せたがる。私が着てみると、とっても大きくって、そんなの分かっていたはずなのに、爆笑してる。



お互い肩が触れながら、ソファに座って詩を読む。



メトロが動いてるかどうか、インターネットで調べてくれる。



"C'etait tres sympa de t'avoir ici(いてくれてとてもよかったよ)."と言って、送り出してくれる。







Super friendly.
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多面的な人

外見からは想像もつかないような年齢で、19歳で、
授業中先生に当てられるとすぐに、いとも簡単にさらっと答えてしまう。

いとこの旦那さんが住んでいたという、学校のすぐ近くのアパルトマンに1月から住み始めて、もう上級のクラスにいる。

テストでもいつも私より1点多かったり、とにかくちょっとの差で敵わない。

大学入学資格を取得したばっかりで、私はと言うと、もう2年半も大学でやった。

授業中はいつもノートに何か描いていて、そこはちょっとした画集になっている。

古本で文法書を探し、お店の人にもさらさらって聞いちゃう。

授業の後校舎の前で集まってから、すぐ隣にあるカフェに皆で行くのが日課になっていて、
昨日も気が付くと私の肩に手を置いていて、「じゃー行くよ」と行って歩き出してしまう。

ひょっとしたら中に何か小動物が住んでいるんじゃないかってぐらいかわいい笑顔で、人なつっこく人の煙草をもらい、
自分のカフェ代を払い忘れ、次の授業へ出かけてったりする。ちょっと男の子の反感を買う。

面倒見がよくて、いいお兄ちゃんなのも発見。にらめっこしてたのには笑った!

ちょっと難しい話をしてもいつもの調子で付いてきて、
語尾に"quoi(くわ・「はっ」の意味)"を付けて、若者言葉を喋るのが板に付いている(そしてこの癖は、近頃私にも移りつつある・・)。

母国語の訛りも全然感じさせなくって、「フランス語は簡単だよ」なんてさらっと言っちゃう。

「家にいるとパソコンがあったりテレビがあって勉強出来ない」と言って、本を読みながら、近くの公園で週末は3時間も過ごしていたりする。
近くのパン屋さんでバゲットを買って、公園で朝ごはんを食べていたりする。マイペースな人。

お財布は持ち歩かないで、クレジット・カードも一緒にお札を束ねて持ち歩いているから、
コインはいつもポケットの中で、時々床に落ちている。

「4月の終わりにお父さんが来るの」と私が言うと、
「それは紹介してくれなきゃいけないよ」と言って、どういうつもりだろうと気をもたせる。「英語は話すよね?」と。

4月に誕生日があって、もうすぐ20歳になって、
「お祝いしようね」と含みを持たせて言う。

身長も181センチあって、いつもかわいい格好!

ちょっとお酒が入っている時はいつもよりごきけんで、椅子に座ったまま踊ってみせるし、かわいい顔もする。
バーに入るとすぐに「ビールだ」と言ってカウンターへと消えていく。
そして買ってきたビールを私に持たせて、自分は煙草を口に入れる。ふざけて私の肩に、グラスを載せることもある。

私のことを先生が呼ぶのを真似して"Petite Marie(僕のかわいいマリー)"と呼び、「さ ば?」と聞いてくれる。

別れる時はいつも手をつないで、両頬にビズをする。

私がパーティーに連れてくる女友達のことを、後で「あのコは何やってるの?」と聞いてきて、その度にこの人は、

,燭製の子が好きなだけ?
△修譴箸發后ΑΑΑΑΑΔ辰瓦フレンドリーな人?
もしかしてちょっとだけ私のこと興味ある?

って考えて、今日も掴めぬまま、一日が終わる。



あなたはとっても、多面的な人。
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