Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- -
ウプサラでのとある午後
ちょっと日が空きましたがこんにちは!えーっと今日は、ムー氏が住んでいる、スウェーデンで3番目に大きい街で、大学都市であるウプサラという街の様子をアップしたいと思います炎(なぜ燃える私・笑)





img20060522.jpg
えっと、これが、ちょっと背面から撮ったので写真としてはあまり良くないのですが、ウプサラにあるウプサラ大聖堂といって、とても古く歴史ある教会らしいです。

正面から見ると、大きなバラ窓があって、中もとってもきれいです。全体的に薄いピンク色のような色味の建物で、内部にもその光が入るので去年入った時、ぼんやりとピンク色の光に包まれた覚えがあります。

ウプサラという街自体が非常にこじんまりとしていて、というのも大体首都であるストックホルム自体、周辺合わせて総人口が100万人満たすかどうか・・ぐらいなので、ウプサラなんて例え3番目に大きい都市でも本当に小さくてかわいい!すぐに歩けてしまう。

しかしそこは学生都市。学生は皆自転車に乗っています。なぜなら、大学都市という名の通り、街中がキャンパスのようになっていて、街の至るところに大学の建物(オフィス含む)があるから!

そしてスウェーデン、バスが高い・・(涙)。初乗り300円です(20クローナ)。

なので節約したい学生には、自転車がうってつけ。My自転車がない私はひたすら歩く歩く!ムーちゃんが住んでいる大学の寮から市街地まで30分も歩けば着くことができるので、歩くのが苦にならない私はよく歩いた!



この日は川沿いにある、去年も入ったカフェ・ライオンという名前のカフェでのんびりしていました。大聖堂は、高層ビルのないウプサラの街ではどこからも見える。いい目印になります。





img20060522_1.jpg
ゴメン(笑)。あんまり(とゆーか全然)スウェーデンに関係ないんだけど、後ろに見える建物がムーちゃんの住んでいる寮で、道路を挟んで目の前にあるガソリン・スタンドでビールとアイスを調達した後、見つけた、アイスクリームのキャラクター・・?毛皮ぐるぐるです。てゆーかディプロム・アイスって。。





img20060522_2.jpg
私の興奮度についてこれないムー氏。すねてます(わざと)。ちなみにこの時夜9時前。さすが白夜の国だぜ。5月ともなると、スウェーデンはだいぶ夏に近づいた気候でした。





img20060522_3.jpg
えっと、これは何をしているところかというと、ムニールのお兄ちゃんがバカンスでエジプトへ彼女と行ってきて(その間にエジプトではテロがあったりして一時は大変なことになったのだが)、そのおみやげに、アラブの水たばこ、正式名称「シシャ」を買ってきてくれたんですね〜。

私達は、このシシャが大好き。パリでし忘れたことのひとつだったので、ちょうど残念に思っていたのです。

これもリンゴのフレーバー付きで、他にもイチゴやコーヒー味などもあるそう。

こんな風に準備して・・ (火を起こすまでが大変だった!) ←すべてムー氏に任せる私・・。





img20060522_4.jpg
ぷくぷくと吸います。正確には、びゅーーっと息を吸い込んで、ぷはーーっと吐く感じかな?(注・タバコの毒性、味はほとんどないらしいのでお父さん、ご安心を!!)

さすがムーちゃん、アラブ人、ハマるよね〜(笑)。どっかの街角にいそうだ。





img20060522_5.jpg
こちらはストックホルム、ガムラスタンという映画「魔女の宅急便」の舞台になった地区で、要は旧市街なんですけど、そこにある一番メインの観光っぽいストリートの中に、こちらのカフェがあります。

ここ、実は、彼の幼なじみの女の子のお父さんが経営してるカフェで、今回初めてお茶してきました!

幼なじみゆえ、彼は顔パスで入り、私まで一緒に、ラテをサービスしてもらっちゃったよドキドキ大どうもありがとうございましたー!

内装もとっても素敵。道路側ではジェラートのコーナーを新たに作ったらしくって、観光客には栄えていました。でもそれよりも中に入ってのんびりするべし!



名前は忘れてしまったのだけど(ゴメンナサイ・・・)、ガムラスタンへ行けばすぐに分かるはず!おすすめです。





img20060522_6.jpg今回二度目のスウェーデンで、前回よりももっともっとリラックスして楽しむことができました(写真はストックホルムのバーで、フランスにいた時大好きでいつも飲んでいた白ビールを注文したら、こ〜んなにデカいその名もヴァイス・ビアー、ドイツ語で白ビールの意、が出てきちゃって、皆大ウケだった、大はしゃぎの私・・)。

スウェーデン語も、もうちょっとしっかりやらねばいかんよな〜と毎日思っていますが、もともと語学はスキなので、スウェーデンにいるとなんとなく分かり、モチベーションも上がります(とゆーことは、日本ではいまいちやる気がないってことである)。ちなみにスウェーデンのテレビでは、英語の番組にはすべてスウェーデン語字幕が付いていて、言語的にはスウェーデン語は北ゲルマンの一派に当たり、ドイツ語と英語とフランス語が混ざってできたような言語のため、字幕を見ているとなんとなく分かるんですね〜。字幕はいい勉強になって、◎です。

しかし、独特の発音にはめっぽうお手上げ、ですが。



『もしかしたらスウェーデンに住んじゃうかも!?』、なんて考えつつ今回行ったわけですが(しかしその後、この案はことごとく反対をくらい、なくなる)、実際に生活するとしたらどうなるだろう・・と、少し真面目に、生活するかも目線で滞在していました(友達にも今回よく聞かれた)。

今度は夏(8月)に彼が日本に来ることになっていて、私は冬(12月)にスウェーデン、もしくはパリへ行くことになっています。今まで前回の8月・9月、それから今回の4月・5月と冬の本気スウェーデンをまだ見ていないので、寒いのは苦手ですが、次のスウェーデン行きが楽しみです。頑張って、お金貯めよーーっと!



今回の旅行記にここまでおつきあい頂き、どうもありがとうございましたードキドキ大


-----
スウェーデン紀行 comments(0)
スウェーデンあれこれ
今日はスウェーデンで見つけた、ちょっとおもしろいもの、特に私が『不思議・・』と思っているものを紹介したいと思います。「ここがヘンだよスウェーデン」とタイトルを付けようかとも思ったけど、さすがに喧嘩売ってるわけではないのでやめておきます。



img20060520_1.jpg
えっと、ここはスウェーデンの・・ではなくて、まだ乗り換え地点のヘルシンキ、フィンランドなわけですが、こんな写真ではフィンランドなのかどこなのか全く分からないんだけど(笑)、なぜこんな写真を撮ったかというと、ヘルシンキもスウェーデンの空港(アーランダという)も、森の中に空港を、切り開いて作っちゃった!って感じの作りになっていて、着地すれすれの瞬間、モニターから見えるのは林、林、林・・ なのです。スウェーデンも国土の70%(だったか)が森らしいので、こんな空港になってしまうんだろうけど、ヘルシンキに着く度にかわいくて、なんだかほっとしてしまう。フィンエアーはかなりお気に入りのエアラインです。追加料金払わされたけどね・・・。

こんなのんびりとした光景、日本の空港では到底見られないよね〜。さすが北欧。いつも微笑んでしまいます。





img20060520.jpg
えっと、これもあまり知ってる人がいないかもなんだけど、スウェーデンではペースト状のキャビアをパンに塗って食べる習慣があって、これ、塩辛いタラコみたいな味で日本人にはウケると思うのですが、セブン・イレブンで(そうです、スウェーデンにはセブン・イレブンがあるのです、あっぱれ)この、ミニ版が売っていて、『携帯したいのか・・』と思わず唸ってしまいました。すかさず写真を撮る私。しかもちょっとかわいいし。





img20060520_2.jpg
これはスウェーデンからパリへと旅立った時に、空港にあった椅子(笑)!これフカフカなんだよ〜、かなりツボでしたドキドキ大そしてこの他にも、なんと・・・(下に続く)





img20060520_3.jpg
さらにこんなかわいい椅子がドキドキ大これもフカフカだった〜ドキドキ大あまりに興奮する私に、彼は隣で冷めた顔だったけど、そのうち"Hmm.. c'est vrai, c'est un peu Moumin...(んー・・確かに、ちょっと、ムーミン)?"と認めた!

正確にはムーミンはお隣フィンランドの生まれなんだけど(でも作者はスウェーデン系フィンランド人)、スウェーデンにもこんなデザインが普通に存在しているなんてっドキドキ小メロメロでした。





img20060520_4.jpg
それから、私が去年のスウェーデン滞在からずぅーーーーっと主張していることがあって、それが何かというと、



スウェーデンでは鳥が歩く。



写真をご覧くださいませ。なんてことない、普通の道です。鳥には羽がある。だから空が飛べるはず・・ なのに歩いちゃうのは大した距離じゃないから!?ねぇ何故!?飛ぶのが面倒なの!?これどう見ても歩いてるよねぇ!?

あまりに爆笑する私に、彼は隣で冷めた顔・・・でも私につられてまわりの人も笑い出した!だってちゃんと、道路横断してたんだもの!





img20060520_5.jpg
この日は天気よかったぁドキドキ小





img20060520_6.jpg
以前にもスウェーデン人に「キャンディーは大事なビジネスだよね、産業だよね」と聞くと、真面目な顔で返答が返ってくると書いたのをあなたは覚えていますか。

これ、どのスーパーでもこういうでっかい、キャンディー売り場があって、好きに袋詰めできるようになっています。前回来た時はそんなに食べなかったものの、今回、始めてしまった・・・。これが食べ始めると止まらない。つい手が伸びてしまう。たぶん、どこのスウェーデン家庭でもリビングにはこの手のキャンディーが置いてあると思います。皆、テレビ見ながらつまむから・・・。

太っちゃうよね〜。だからやめとこ、って思ってたのに食べ始めちゃったわ!



img20060520_7.jpg
味は、おいしいよん音符





img20060520_8.jpg
そしてここが、例のセブン・イレブン。いろいろなタイプがあるけれど、大体小さなカウンターが併設してあって、すぐに休憩して食べられるようになっています。いいよね〜音符ホットドックやパンも焼いてあって、コーヒーなんかもテイクアウトできます。ピザもあった。





img20060520_9.jpg
そしてもちろん、セブン・イレブンにもキャンディーは売っている(笑)。そしてそれを真剣に選ぶ人・・。値段はやはり、スーパーよりも少々高めのようです。








スウェーデン紀行 comments(3)
宴の巻
どうも!今夜も更新です。今日からはスウェーデンでの出来事を伝えていきたいと思います。

第一弾は、早速宴の巻。

パリからの仲良しであるアナレナとダニエルが新しいアパートを買って、引越ししたのでまだ改装がままならぬ中、ディナーにお呼ばれしてきました。





img20060519.jpg
こちらは男子テーブル。何やらスウェーデン語で喋っていたので何だか分からず。ちなみに左がダニエルです。彼はスウェーデンの某テレビ局で働いているんだけど、なんとパリにあるギャルリー・ラファイエットという(私の大嫌いな)デパートの、V.O(ヴェー・オー)といういわゆる「ヤング・ファッション別館」、みたいな所があるのだが、そこが一時期出していた紙袋に描かれていたデザインからインスピレーションを得て(黄色くて、絵がいっぱいごちゃごちゃ楽しく描かれてるやつです!)、そのデザインを、スウェーデンの若者向け・某テレビ番組のオープニング映像に使ったところ、それがなんと、賞を獲ったらしい!

賞金ももらえるそうで、アナレナと、タイ旅行に行くそうですドキドキ小



そのニュースに私達も大興奮!やったねダニエル!





img20060519_1.jpg
この日、本当によく飲んだ・・・

私達が飲んだもの。ざっと挙げると・・・



・まず箱入りの赤ワイン。これがボトル4本に相当するらしいので、一人1本飲んだ計算に・・。

・続いて白ワイン。

・最後にベイリーズ(甘いやつです)。



久しぶりのお喋りに花が咲いて咲いて、調子よ〜く皆飲んでいたら・・

それにおいしいラザニアと、スウェーデン風デザート(子供の誕生日会なんかによく出るらしくって、メレンゲにアイスクリーム、チョコシロップをかけたもの)もおいしくペロリと頂いて・・ こんなに飲んでしまった。

ちなみに夜の8時にお邪魔して、帰路に着いたのは午前3時・・・。

次の日仕事だったアナレナ!ごめん!!そして酔っててテーブルの上にデジカメ忘れた私、ごめん!2日後帰国だったっつーの。



そんで、この壁が何かって言うと、50年間一人のおばぁちゃんがずっと、この部屋には住んでいて、彼女が病院暮らしを強いられ、部屋を明け渡し、そこへアナレナとダニエルが入居したため、部屋は50年間、まったく変わらぬデザインのままでした。

若いカップルには改装が必要です。そしてスウェーデン人は部屋いじりが趣味ときた(さすがIKEAの国だぜ)。入居してまだ日の浅い頃にお邪魔してしまったため、この様に壁紙の色を変えるため、全部元の壁紙を剥いでいるのです!



早速私もお手伝い。酔った勢いで作業を始めるも・・これがけっこうツラい作業。。ていうか壁紙なんて剥いだことありません、私!



それでも一人、ふらふら〜っとしたまま作業を続けること数分間。周囲には心配されながらもちょっとだけだけど剥ぎました!(薄い金属製のへらみたいなので剥いでいくのだ)



剥いだ壁紙を、そのまま椅子の背の上にこんもりと盛る私・・・(写真参照)。





img20060519_2.jpg
それから酔った勢いでかダニエルが、後ろにある大きな壁一面に、「おーいマリ!この壁に落書きしていいよ、好きなだけ。どうせこの上から色塗っちゃうからさ」と言うではないですか!!

お絵かき大好きな私は、壁紙剥ぎ作業なんかそっちのけで、今度は落書きへと移動・・

そしてこれには、元祖・落書き好きのムーちゃんも興味をそそられたらしく、すすす・・とやって来る。ペンを取り合う二人(大の大人)。





img20060519_3.jpg
ラパン・キュルタ(勝手にフランス語読みしてます)とは、行きのフィンエアーの中で頼んだフィンランド・ビール!これがおいしかったの!というかとにかく私のツボだった!きゅーんドキドキ大笑 

それ以来、スウェーデンでも「らぱんきゅるた、らぱんきゅるた飲みたい!」と言ってまわる。何より名前がかわいくて◎です。



ダニエルが「日本語で書いて、かっこいいからさ」と言うので何やらいろいろ書く。上の写真の左上にある、「無ニ類」というのはムーちゃんの名前を漢字に充てたもので、ちなみに「無ニ類」か「無ニ流」か好きなのを選んでと選ばせたのだが、画伯には前者の方がお気に召したよう。けっこう気に入っているらしい。







img20060519_4.jpg
私「ねぇねぇ、アナレナぁ〜・・ 踊ろうよぉ。ほらこうやってこうやって」





img20060519_5.jpg
若干引き気味じゃない、アナレナ!!? 私、こんなことしてた記憶ないんですけど・・・(ムー氏撮影)。そんなに酔っていたのか・・幸せな夜でした。





img20060519_6.jpg
そして踊る二人。





今度は冬に会いましょう・・ドキドキ小
スウェーデン紀行 comments(2)
悲しき記憶力


今回の旅で、スウェーデンに住んでる仲良しカップルとまたまたよく遊びました。

私一人だけが外国人のため、スウェーデン語が分からず、いつもフランス語(か英語)で話してもらっていたのだけど、皆、ほぼ同じ時期にフランスを発って、母国で過ごす日々の方が濃くなってきた。



もともと、この友達カップルの男の子の方はそんなにフランス語が話せなくって、でも言われてることは分かるから相槌を打ったりして問題なく話していたのだけど、今回からは完全に、会話が全部英語になった。女の子の方とも。



英語でコミュニケーションが取れるなら何も問題ないのだけれど、気持ちがついていかない。

それに今までずっと、大体フランス語でやり取りしていたから、急に英語に変わってなんかヘンな感じ。私もなんか人が変わるような気がしてヤな感じ・・。



なんだか、慣れなかった。何より悲しかった。皆、フランス語なんてすぐに忘れてしまう・・。そう、使わないと、言葉ってすぐに忘れちゃうよね・・・・。





そういう私だって、フランス留学から帰国して、かなりの月日が経った。当たり前である。

無事大学に復学も果たし、あっという間に4回生になった。

始めはどうなるかと思ったけれど、新しいクラスでも温かく迎えられ、充実した学期を過ごすことができた。



私の所属は英米語学科。

フランス語も、専攻に負けないくらいの頻度で勉強できる環境にいるけれど、身のまわりに流れる言語はすべて日本語。日本語を話す、日本という国で生活しているのである。



スウェーデンに住むFrancophonie・ムー氏のおかげで、完全に忘れてしまう、ってことはないのだが、それでも、今回フランスに戻って気付いたこと、正確には気付かされたこと、たくさんあった。





まず発音。

日本でなんとなく話してても、それは耳の奥、または記憶の片隅に残っている、頭が覚えている発音のまま話すけど、やっぱりそれが、時間とともに消えちゃってたんだなぁ、ってことに気付いた。



すれ違う人から聞こえてくるフランス語。それも、パリのフランス語。すぐに分かる、ちょっとした母音の違いも、アクセントだって、聞き慣れたもの、どれだけ懐かしかったか、どれだけまた耳にすることができてうれしかったか!



その時分かった。私、自分が得た発音を失いかけてた、って。

必死に失ってないつもりでも、気付かないうちに忘れちゃってたな、って・・・。





しかし。

短期間だけでもパリに来たのである。これは吸収して帰らないと!



やっぱり語学は、日常的に使う、それともしくは、その言語の国で生活していない限り、簡単に薄れていってしまうものなんだなぁ・・と痛感したのでした。

だから、スウェーデンに戻って、まったく話せなくなってしまった友達を見て、とても残念で悲しかったけれど、それは自然なことなんだなぁ、と思ったのでした。


-----
ふらんす comments(0)
散歩の途中で
このblogを読んでくれてありがとうございます!私も久しぶりに更新できるようなことであってうれしいです。今日はちょっと、脱線して、あちこち散歩してて見つけたもの、載せてみたいと思います。





もうちょっとお付き合いくださいませドキドキ小





img20060516.jpg
16区を歩いている時に、降り立ったラ・ミュエット付近での一枚。ちなみに撮影したのは旅の供。

彼、なぜか、フランスの、それも特にパリのアパルトマンの最上階にち・・っこく付いている、いわゆる屋根裏部屋が大好きらしい(笑)。

このアパルトは昔、よっぽど使用人が多かったのかたくさんある〜。ムーちゃんは大興奮〜。急いで私のカメラを奪い取った!





img20060516_1.jpg
拡大写真。確かに、かわいい・・!

例え現在、使用人の部屋として使われていなくても、やはり家賃が比較的安いため、こういう屋根裏部屋に住んでた友達、けっこういたなぁ〜。トイレもお隣さんと共同の場合があるそうです。こういうところにも歴史を感じる、フランス。





img20060516_2.jpg
エチエンヌ・マルセルという地区でぶらぶらお店を覗いた後(ちなみにこの地区、私達にはシックというかスノッブ過ぎて、店を出る頃にはす・・っかり"degoute"されてしまった)、そのままレ・アールに辿り着く。

なんとなくあった、なんとなく入った教会で、巨大パイプオルガンの演奏会をしていた。これにまた、ムー氏が大興奮(笑)。なぜだ・・ パイプオルガンなんて、確かに日頃そんなに見るものじゃないけど、そこまで珍しくない・・・と思わず心の中で呟く私。ここでもまた、私のカメラをすぐさま奪い取った!





img20060516_3.jpg
こちらも同じくムー氏撮影。確かに大きくて素敵だ。





img20060516_4.jpg


節約のため、お昼前にどこかで適当にバゲットを一本買い、アパルトから持ってきたカマンベールとサラミを同じく持ってきたナイフで塗って食べて・・サンドウィッチをしていた、と書いたけど、この日も決して例外ではなく(だってカフェなんかで優雅に朝食食べれるか!高いっつーの)、この日我々が選んだ場所は、ポンピドゥーセンター(笑)。前の坂になっている広場に座って食べました。大量の鳩いましたけど、何か(笑)?

中に入って、特別展(何だったかもう忘れてしまった・・)を見ようとしたのだけど、10ユーロという値段にやめる(笑)。外へ出て、メトロに乗ろうとすると、何やら数ある小銭稼ぎの大道芸人の中に若いおにぃちゃんが一人、道に絵を書いていました。それもコンテでご丁寧に。この手の芸を見たのは実は初めてではなくって、前にもドイツのケルンで同じようなものを見た。けれど、こっちのにぃちゃんの方が数倍上手いので思わず立ち止まってしまった。ムー氏も同感のようでした。他にも立ち止まる人、多数。







最後は今回住んだ地区、10区にあった街カフェから。夕方休憩ついでに立ち寄りました。

名前は確か、ラ・フォンテンヌ(噴水)。

今回、どきどきしながら初めてベル・ヴィルというこの辺りに住んでみて、もうと・・・っても魅せられた!!

確かに夜、メトロから一人で女の子は歩きたくない、やっぱりじろじろ見られる(アジア人だから)・・等あるけれど、私達がすっかり魅せられてしまった秘密は人!人の良さ!

6区なんかと違って、普通の人々、気取らない、地元の人。カフェのおっちゃん(ギャルソン)も、さりげなくて気持ちよいです。

そして値段。同じパリでも物価が違う!



これはまた、絶対10区に戻ってきちゃうな〜〜ドキドキ小笑 とにかく大好きになりました。









img20060516_5.jpg
ありがとう。あなたとまた、パリに来ることができてよかった。楽しくて、うれしくて、あっという間に過ぎてしまった一週間だったけど、私達、上手くやったよね?



また一緒に旅に出よう。
-----
ふらんす comments(0)
16区、アールヌーボーの旅
突然ですが、アールヌーボーって知ってる?



アールヌーボーとは(私も全く詳しくないのだが)、19世紀末から20世紀初頭にかけて流行した建築の装飾様式のことで、主に植物のようにくねくねとした、多様な曲線美術のことを、そのまま「新美術」、と呼ぶのです。1895年にパリに開店した、同名のモダンな店にちなんで付けられたようです。

このデザインは、すぐにヨーロッパ中に広まったのですが、流行したのはたった、10年ばかりなんですね〜。

しかし。

アールヌーボーの中でも名だたる建築家である、エクトル・ギマールが施した建物を、今でもパリの、16区という高級住宅地で見ることができます。



このことは、ずうっと前から知ってはいたのですが、なぜか見に行く機会がなく(16区って微妙に遠いのよね・・)、今回や・・っと、叶えられました!



アールヌーボー様式のメトロの駅なんかも代表的な作品のひとつで、パリのイメージを形作る、重要な要素となっています。モンマルトルにあるアベス駅と(ここは中が螺旋階段になっていて、エレベーターに乗るのを放棄すると、大変なことになる・・・)、ポルト・ドーフィーヌ駅のみ、現在完璧な形で残っていますが、今回住んだ地区、ベルヴィルの近く、メニーモントンの駅出口の屋根も、原形を少し留めているので見ることができます。

メトロの入り口に関しては、パリ中にまだ点在し、残っているので探してみると面白いです。



さてさて。

前にもバルザックが晩年住んでいたお屋敷を見るために16区を訪れた我々ですが、今度の目的はアールヌーボー散策です。

地図に書きとめていた住所を頼りに、バスにでラ・ミュエット付近に降り立ち、そこからは歩いて探す!

なんとなく、宝探しみたいでうきうきです。



それでは始まり始まり〜〜音符







img20060515.jpg
まず始めに訪れたのが、こちらのアパルトマン。ぐにゃぐにゃ曲がったラインがなんとも特徴的!部屋の中もぐにゃぐにゃしてるのかしら・・と思ったりして。本当にどうなってるんだろう?





img20060515_1.jpg
何件か巡ったのですが、次に気に入って写真を撮ったのは、こちらの一軒家。メザラ館というそうです。中で、アーティストらしくおじさんが、何やら個展を開いていました。この内装が素晴らしく、階段の曲線美にう・・っとり、だったのですが、おそらく写真撮影は禁止のため断念・・。

私達の他にも、観光客らしきご夫婦が見に来ていました。入場は無料です。以前はこの建物、女子寮だったみたいだよ。建物の前に、小さな看板が付けてありました。





img20060515_2.jpg
またまた別のアパルト、こちらがメイン(!)の、『なんだこの門は〜〜!』といった感じのデザイン。ギマールの代表作、「カステル・ベランジェ」というそうです。実際にこのファサード(建物の正面のこと)は、1897年のパリ・ファサード・コンクールで優勝したものらしく、彼が手がけた全ての建物にサインがあるのと同じく、そちらの経緯が示されています。このアパルトマンの中には、実際にギマールが住んでいたそうです。

あまりのデザインである、こちらの門にすっかり気を取られてしまって、建物の全体図を撮影し忘れた私・・。そして、この時中から出てきたマダムに、にっこりと微笑んでもらうドキドキ小きっと、私達の他にも見に来る人がいるんだろうな。だってこんなに素敵なんだもん!きっとお高いアパルトに違いありません。。値段はもとより、歴史的価値が高そうです。



img20060515_3.jpg
これがそのサイン。





img20060515_4.jpg
見て見て!この、窓の内側に付いている絵がもう、最高に美しいの〜〜 素敵だったの!

写真に写るか心配だったけど、なんとか見えるかしら?





img20060515_5.jpg




img20060515_6.jpg
この飛び出るわ、波打つわの自由な発想、デザイン!植物の葉をモチーフにしています。





美術館に行くのもいいけど、自分の足で歩いて、追って・・ なかなかいいものでした。中でも、特にラ・フォンテンヌ通りやモザール通りは、歩いているだけでも次から次へとギマールによるアールヌーボー様式のアパルトマンに出くわすので、必見です。



皆様も、もし興味があれば、是非どうぞドキドキ小美術が好きな人なら、きっと好きになるはずです!


ふらんす comments(3)
再会の旅


パリ到着二日目は、早速去年の思い出を辿ることにしました。

サン・マルタン運河で朝ごはんを取った後、学校のあったサン・ミッシェル付近へ。とここで、「まだあの先生いるかな、同じ校舎で教えてるかな?」ということになり、訪ねてみることにしました。



私達が受けていたクラスは12時から14時。時計は13時を過ぎていました。

校舎の扉は空いています。中に守衛のおばちゃんがいました。もう学生証も持っていないけど、入ってみることにしました。

私達の先生はバイク、車が大好きで、いつも愛用のバイクで来ていたのですが、校舎の前にそのバイクは止まっていません。

『もうここでは教えてないんだろうなぁ・・』と駄目もとでおばちゃんに聞いてみます。「すみません、去年の生徒なんですけどローラン先生は今どこで教えているんですか?会いたいんです」。



するとおばちゃん、親切に教えてくれました。「今はエストラパーダ通りの校舎で教えてるわ。時間は12時から16時」。

お礼を言うと、すぐにエストラパーダへ向かいます。ここの校舎はパンテオンの裏手にあり、この中で文法の授業ももちろん、大講義(こんふぇろんす)が開かれている場所です。



パンテオン横の坂を上り・・ あぁ思い出すなぁ!この道、いつも通ったっけ・・と感慨深くなったり。

パンテオンの前まで来ると、中で眠っているビクトール・ユーゴーに心の中で挨拶(パンテオンは文豪達のお墓になっています)!

正面にある広場から見えるエッフェル塔は、なんとも懐かしい光景でした。いつも音声学の授業の後、この道を通って帰ったもの。



すぐにエストラパーダ通りに到着です。14時まで残り30分。まだ授業が行われていました。地下にある大教室では、何やら別のこんふぇろんすが行われています。ドアが開いていたのでこっそりと入り、一番後ろの席に座って聞いてみると、プルーストの「失われた時を求めて」についての文学講義のようでした。



『この席、よく座ったなぁ・・』などと、またしても思い出に浸る私。彼とまた、並んで講義を聞く日が来るとは思っていませんでした(同じ詩の講義を取っていた私達。隣に座って聞いたものです)。



14時近くなると、上へと上がり、先生が出てくるのを待ちます。実は先生の姿は既に、窓越しに見えていました。相変わらずの授業風景!先生は上級の、それもこの時間帯しか教えていません。



14時過ぎに先生が出てくると、始めは生徒達にコピーを渡したりして私達に気付いてくれなかったものの、すぐ傍まで近づくと、



"Tiens(おや)"



と言って、再会を喜んでくれました!とっても嬉しかった〜ドキドキ大





「一週間だけ、バカンスでパリに来たんです」、「実は僕達、一年前から付き合っていて」と彼が言うと、先生は"Hein, c'est serieux, alors(はっ、じゃあ真剣じゃない)!"と言ってくれました(笑)。



他にも今はもう、私も彼もパリに住んでいないということ、自分の国の大学で勉強していること、機会があれば、またパリに戻ってきたいということ・・などをざっと告げ、今年も上級のクラスを教えているのか、どんな生徒がいるのか、去年よりもレベルが高いのかなどを質問。



「やはりアメリカ人、スウェーデン人、日本人も多いよ。今は上級1のクラスを教えていてね、面白い生徒がたくさんだ」、などとお喋り。先生独特の発音やフランス語が、懐かしかった。久しぶりに聞いた。



最初に顔を見た瞬間、私達はきっと、かなり印象的な生徒であったと思うけど(すごくいいクラスだったし)、先生はもう、私達の名前は覚えていないんだろうなぁということが分かりました。でも顔は覚えていた。本業の大学教授も含め、年間400人もの生徒を受け持つ先生には当然のことだろうけど、少し悲しくなってしまった。だって私はいつも、先生には"Petite Marie(私の小さい可愛いマリー)"と、冗談と愛称を込めて呼ばれていたから。彼の名前だって変わっていて、印象的だったはずなのに、どちらも忘れてしまったんだね。まぁ、仕様がないけど。



「こういった再会は嬉しいね。是非また会いに来て」と言ってもらい、私達は校舎を後にしました。



私達が通っていた学校には、世界から何人もの生徒が、フランス語をパリで学びたくてやって来ています。その彼らの、まだたどたどしいフランス語を横目に聞いたり、仲良く話しているのを見ると、自然と去年の自分達を思い出しました。今回、大学へ入学したりと様々な道を選び、パリに残った友達数人とも再会しました。皆に会って、共通していたのは、皆、去年のことが忘れられないということ。パリ第四大学の法学部に入ったロリン(アルバニア出身)は、毎日図書館に籠もって5〜6時間勉強するのは当たり前のことで、それだけで精一杯なので土曜の夜に飲みに行ったりするような親しい友達ができず、突然の私達の訪問に(ロリンの連絡先が分からなかったので事前に連絡できず、突然会えることになったのです)、



「淋しくて、去年のことをいっぱい考えたよ」、と、複雑な思いに満ちた目で言うのです。この時モスクで、我々は久しぶりの再会を楽しむとともに、ミントティーを飲んでいました。



私達は、本当に仲が良かったのです。金曜の夜から日曜日まで、大体いつも遊んでいた。安いバーを見つけて飲み歩いたり、誰かの家に集まっては食事をしたり。授業の後のカフェはお決まりだったし、誰もがそういった時間を楽しみにしていた。本当に、仲が良かったのだ。



医学部に入ったマルタン(ドイツ出身で、同じくクラス・メイトだったフィリップの同居人だった)は、一年という歳月が経ちめきめきとフランス語が上達していました!

偶然私達が泊まっていた10区のアパートが、フィリップとマルタンが住んでいたアパルトのすぐ近くで、何度か訪ねると、2回目には女の子が出てきて、マルタンはまだそこに住んでいることが分かりました。後で分かったことだけど、その女の子もドイツ人で、マルタンの現在の同居人だったのです。余談ですが、この女の子がとても親切だったので、「絶対にドイツ人だ、だってあんなに優しいフランス人の女の子はいない!」と彼は主張し、「いや、訛ってなかったし、フランス人の女の子にだって、親切な子がいる!」と言い合った私達でした(笑)。



私達の番号を伝えてもらい、マルタンに再会したのは、その二日後のことでした。ロリンもマルタンも、モード学校に通うゆり子ちゃんも(待ち合わせる前に、パリで一番大きな乗換えの駅ですれ違ったし(笑)、やはりパリ狭し!)、皆みんな、私達との再会を喜んでくれて嬉しかった〜・・。私達も心から嬉しかったよー!





と、話がそれましたが、先生とお別れした後、この校舎のすぐ近くにある、彼が住んでいたアパルトに行ってみました。

「コード思い出せる?大丈夫?」と私が聞くと、彼は集中した眼差しで「ちょっと待って、今思い出すから話しかけないで」と言う。

携帯にメモしていた私が、「確か46と28なんとかだったよ」と言うと、すぐに思い出した彼。



試してみると本当にそれでドアが開いた!

呼び出し鈴のところには、まだ同じ名前が付いたままです(彼は従姉の旦那さん名義で暮らしていました)。ポストにも大量の広告が。

その中から何冊かのエコノミストを見つけると、「ラッキー♪」と言って持ち帰る彼(笑)。

そのままアパルトの中に入ると住んでいた部屋の、ドアの前まで言ってみました。



呼び鈴を押しましたが、やはり誰も住んでいないよう。窓のシャッターも閉まっていたしね。まだ誰も、住みたい人がいないのでしょうか。



ちなみにこの立地(5区)で、従姉の旦那さんは昔から住んでいたので家賃はたったの620ユーロでした(フランスはずっと入居している人に対し、急な家賃の値上げは法律で禁止されています)。しかし近年のパリでは、不動産価格が沸騰、今ではきっと、このアパルトの家賃はもっと上がっているはずです。

「だからきっと、誰も新しく入る人がいないのかな」と、結論に至りました。もし家賃が変わっていなかったら、ってそんなことありえないけど、私ここに住みたい!



なんて冗談(・・?)を言った後、遅く起きた朝の食事に、定番コースであった、すぐ裏手にあるムフタール通りへ。

ここはなぜがタルト屋さん激戦区で、私が好きだったタルト屋の名前はその名も「ムフタルト」(笑)!ムフタールとタルトを掛けています・・ く、くだらな過ぎ・・でもかわいい内装がお気に入りでした。



ムフタルトに入ってもよかったのだけど、まだ朝食がお腹に残っていた私達はあきらめて、その隣にあるこれまたよく通った本屋さんに入り、彼はウェルベックの本を購入(ウェルベックは二人とも好きな作家)。



と、たくさんの嬉しい再会があったパリ滞在でした。行く先々で、私はフランスの古い車が好きなんだけど、いくつか写真に収めたのでついでに楽しんでもらえると嬉しいです。(注・私は見るのが好きなだけで、各車の名前までは詳しく分かりませんのでお許しを。)





img20060512.jpg
エストラパーダへ向かう途中に、出会った、旧型のルノー?シトローエン?か、かわいい・・!





img20060512_1.jpg
このなんとも言えない、四角いかわいい形がラブドキドキ小です。





img20060512_2.jpg
上の車の後姿。初心者ナンバーのシールが付いています。なんか微笑ましいね。





img20060512_3.jpg
サン・マルタン運河へと向かう途中に出会った、ムスタング(これは名前分かる)!黄色でかっちょよかった。思わず近くへと走り寄ったムーちゃんと。ちなみにこのオレンジの帽子は、奴の必須アイテムです。理由は秘密。




ふらんす comments(2)
再びパリへ・・
ただいまです!行って参りました!(仕事探しを兼ねた)スウェーデン・パリの旅。

久しぶりに、ちゃんとブログも書きたいなと思ったので、たくさんの写真とともに更新したいと思います!



まず最初に着いたスウェーデンでは、雪は溶け・・ しかしまだ春には程遠い様子。

一応冬用のロングジャケットを持っていったのですが・・ 持ってってよかった!それでもまだ寒かったです。。



スウェーデンに来てから一週間ちょっと後に、(噂の)ライアンエアーに乗りパリへ!

ライアンエアーとは、安い安い。アイルランドの航空会社で(あたしも初めて知った)、ヨーロッパの都市間の行き来がものすご〜く安いらしい。私達がパリに行くフライトは、あいにくピークと重なってしまったためそんなに安くはなかったのですが、それでも往復100ユーロ。

事前予約が重要らしく、とても早く予約すると、スウェーデンから1000円ぐらいでパリへ行けてしまうらしいです!



それにしても、パリの地に着陸した瞬間、乗客が拍手喝采したのにはちょっとビビったけどね・・・。そんなこと初めてでした。。





着いて早々、いきなりフランス感満載の一撃を与えてくれたものがあります。メトロのチケット売り場のおねーさん。

私達は火曜日に到着し、一週間滞在の予定だったので一週間用の乗り放題定期を買う必要がありました。いわゆるカルト・オランジュです。

この定期を手に入れるためには、証明書用に顔写真が必要です。これがないと、コントロール(検査)に出くわしてしまった際、運がよければ注意されて終わりか、もしくは罰金を取られてしまう可能性があります。いずれにせよ厳しいコントロール。すぐに写真を撮るよう命じられます。

私、証明写真だって高いからさ、このことをちゃ〜んと覚えてきたはずなのに、肝心の写真だって手帳に挟んで持ってきたのに、その手帳をスウェーデンに置いてきてしまった!



おねーさんがむすっと腰掛けているカウンターの隣に、一応(一応ですよ!)、自動販売機がありこれでも買えるのだが、なぜかこの機械、小銭しか受け付けてくれないんですね〜〜。

もしくはクレジットカードのみ。私はカードで購入、旅のお供・彼のカードがなぜが使えず、仕方なく窓口で買うことに。。

ずら・・っと行列を成して、皆じっと待っています。いらいら。



何分か待つと、やっと私達の番がやって来ました。「カルト・オランジュ一週間用下さい」。

しかしおねーさん、「写真は?」

私達「まだ撮っていません。これから撮ります」。

「じゃあ駄目。写真撮ってから来て」。

私達「えー!今こんなに待ったんですよ!またこれやり直すの?第一機械がカード受け付けてくれないから並んだんです」。

「とにかく出直してきて」。

彼「いやちょっと待ってください、今ずっと待ってきたんですよ?これまた20分も並んで待つんですか(これは大げさである)?」

おねーさん何も答えず。



『早速やってくれるわRATP(メトロの職員)!相変わらずの悪態!』と思いつつ、しよーがないので近くにある機械で証明写真を撮りに移動する。

外国人観光客がブースに入っています。彼らも同じように証明写真を撮り、カルト・オランジュを買うつもりなのです。背中にはバック・パックを背負っています。



しばらく待っていると、中の人はすぐに出てきました。何やら納得がいかない様子。外の現像ボタンは光っています。

まぁいいや、「最初私撮るね、試してみる!」と言って私が中に入ると(ちなみにこの時、我々は節約のため一人が入ったら次のシャッターで入れ替わる、つまり一回の料金で二人分を撮る作戦でした)、何やら普通に撮影ができる!

『あれおかしいな、でもま、いっか。デモンストレーションかもしれないけどとりあえずやってみよう』と写真を撮る。

「なんか撮れたみた〜い」と私出る。彼と入れ替わる予定だったのに、シャッターは一回だけでした。



現像ボタンはずっと光っていました。しばらくすると、私の顔写真が、大きな一枚の写真になって出てきました!

どうやら、前に入っていた観光客が、フランス語が分からずportrait(ぽるとれ)、ポートレート(顔写真アップ!)のサイズで設定し、出ていったらしい。そこに運よく私がす・・っと入り撮影したため、写真代が浮いた(笑)!一回2ユーロです。

次に、普通に彼が入り、撮影。写真が出来上がると、再び列に並びます。



さっきと同じおねーさんが、今度は私用電話の最中に応対してくれました。むかむか。

彼「カルト・オランジュ一週間用下さい」。

おねーさん「(ジャスチャーと口パクで)一枚?」と言いカードを探す。受話器を抱えたまま!

そして横目で、『それカルト・オランジュじゃなくてパリス・ヴィジット(美術館割引等が一緒になった定期)じゃないかな〜・・』と見ていると、おねーさんは案の定間違った定期を手に取り、会計しようとしている、高いし!それじゃないし!

気が付いた私はそれをおねーさんに伝える。しかし以前電話しているため、間違った専用ホルダーを渡すおねーさん。むかむかむか。

彼もげんなり顔。さすがフランス。お客さんがいても電話続行です。

出だしからなんとも、フランスらしい悲劇に見舞われました。





さて。

前にも書いた通り、今回泊まる所は10区のアパート!ベルヴィル!

ベルヴィルのメトロ出口を出た瞬間・・ 目に入ってくるのはフランス語よりも漢字!漢字ーー!

『そうだ・・この辺りもチャイナ・タウンだっけ・・』と思い出す私。

目当ての道まで坂を上っていくと、すれ違うのはエスニックな人々(中国、アフリカ、アラブ・・)が断然目につく。



アパートの管理人のおにーちゃんとは、到着後部屋の中で待ち合わせし、言われた住所とコードを頼りに中へ入ると、そこで待っていてくれました。

このおにーちゃん(名をチエリ・カミュという)、推定年齢40歳、明らかにゲイである(笑)。ぴちぴちTシャツ、それにタイトなジーンズ、小ぶりなスニーカー!なんとも特徴的なファッションです。



しかし、とても几帳面で、感じがよく、しっかりとしたにーちゃんであった。

ざっと部屋全体の説明を受けると、改めて契約書にサイン、利用費、敷金を払います。ちなみにこのにーちゃん、このアパルトの他にもパリ市内に幾つものアパルトを所持している様子・・。そして本人は3区(北マレの辺り)にお住まいだぜ、いい仕事してますね〜〜。



私達が決めた部屋は、その名も「ル・テクノ・ブルー」と名前が付いていて(笑)、その他にも12区のナシオンに持っている別のアパートは緑で統一、その名も「ネイチャー・グリーン」というのだ(笑)。

さすがゲイ(注・私はゲイの人大好きです!)、この部屋の管理も行き届いていて、本当、何もかも青、青。以下証拠写真。





img20060511.jpg
友達に会う約束をするため、電話をする私。





img20060511_1.jpg
全てブルー、ブルー、ブルー。





img20060511_2.jpg
けっこう良いキッチンまで付いていた、19?のこのアパルト。やはり立地柄か、お向かいさんは(おそらく)カンボジアから来た家族が住んでいました。パリに来たからにはワインを飲まねば、しかし部屋にワイン・オープナーがなかった(笑)私達は、このお向かいさんのところへワイン・オープナーを貸してもらいにいくこと・・ 計2回。





img20060511_3.jpg
最近人気のエリア、サン・マルタン運河まで徒歩10分未満!

二日目の朝、散歩がてら近くのパン屋さんでバゲットを買って、スーパーでサラミとカマンベールを買って・・朝ごはんを食べました。節約のため、以後この食事を続ける。





img20060511_4.jpg
サン・マルタンの恋人達(この後私に気が付いて、ポーズとってくれたんだよ!)



と、この通り、まだまだ話したいことがいっぱいあるパリ滞在記です。これから毎日、一通り更新できるといいなっ。

是非お付き合いくださいませドキドキ小
ふらんす comments(4)
annonce


Coucou de Suede!



J´espere que tout le monde va tres bien.

Actuellement, je suis en Suede,



Voici un petit annonce; je vais renouveller (meme beaucoup) ce blog, des que je serai rentree au Japon!



A tres bientot =)
-----
ふらんす comments(0)
1/1PAGES