Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
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ストックホルム、パリ、そして東京
パリに着いて思ったことは、予想外だった。思わず拍子抜けした。「何も変わってない・・・!」。

そりゃじゃっかんの変化はもちろんあったのだが、基本の「き」はまったく変わっておらず、そこは「日常」であった。安心した。街も、道も、お店の人さえも、見慣れたもの。電車の乗り継ぎだって分かるぜ!路線は全部、頭に入っている。東京より分かる。分かるよぉ。。



きっと、少なからず時差ぼけがあったからだけど、毎朝きちんと目が覚めて、そのせいか、この旅行中ずっと、一日が長かった(そしてこの場を借りてお詫びを。家族単位で動きまくっていたので、全然時間がなかった!連絡できなかった友達、ごめんなさい)。

15日間に渡るストックホルム、パリ、トゥールーズ、モンティニャック(ってとこにも行った)、そしてまたパリでは、時間が随分のんびりと流れ、異国の地と戸惑うこともなく、自然といられたように思う。久しぶりにあちこちで顔をまじまじと見られ、「あぁ外国にいるんだっけ」と感じた次第です。。



日本に帰ってきて、東京の方がうんと新鮮に映った。新年始まっての初出勤日は(というかその前日に帰国したのだけど。私もまだまだタフだわん)、きょどりにきょどって、電車を降りたら改札にまた定期をかざす必要があるのかないのかどうしても思い出せず、ぎりぎりまで戸惑い続けた私である。。恥ずかしい。パリでは一度改札をくぐってしまえばもう切符はいらないので(コントロールに合わない限り・・)、そっちの方に慣れてしまってというか感覚がすっかり戻ってしまって、そういうことが分からなかった。頭からすっぽり、日本社会で暮らしていく上のなんたらが、抜け落ちて、どこかへ行ってしまった。大げさでなく。これじゃ一体、どっちに住んでるのやら・・・。以来、日本語につまる(母国語なのに!)。外国語を勉強し過ぎて、前々からその兆候はあったのだけど・・・家族には、大いにつっこまれていたのだけど・・・。会社でも、フランス語が出やすい出やすい。前に比べてすいすいです。・・これはよかった!やっぱり、多少のストレスがあるにしても、半年に一回とか、フランスへ行くのは、いいことなのかもねぇ・・と思った。一気にブラッシュアップ!汚い言葉ばかり、口をついて出そうになるのは好ましい現象ではありませんが(一応会社だぜ!)。毎日そこら中のフランス人に悪態ついてまわったからか?いやそんなまさか。なんて。えへ。これについてはまた考えよう。



というわけで、今まで、旅というものは、非日常的な空間である外国へ行くことが、醍醐味の一つだと思い込んでいた。だけど、どうやらそうじゃなかった。変わらずそこにあった「日常」が、あたたかく(多少いじわるなりとも)受け入れてくれ、帰ったら、今住んでいる国に、新鮮味を与えてくれるなんて。東京に帰ってきて、新鮮味を味わうためにまた旅に出る?私にとってこの街は、働き、生活する街でしかない。生産性の街だ。広すぎて、大きすぎて、知ろうという欲が出てこないのだ。パリのように、もう少し小さかったら。東京という街は、すぐに慣れたけれども、それでもやはり、私には一番外国のように感じられる。来年以降、再度フランスに住む計画、ここに始動・・!


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2008年は「求めない」か?
家族とちょっと話した。年末に、スウェーデンにも行ってきたからか、「もしかしたら、今頃あっちの大学院で勉強してたかもしれないのにね、不思議だね」。



結局、選考には漏れて、東京で働き始めて、今に至る。無事試用期間も終えた。一応、独り立ちした。



人生って不思議だ。良くも悪くも、きっと、なるようにしかならない。



だけど、それでいいんだ。二番目に待ってるものが、本命だったりする。



今の仕事で、満足している部分もたくさんあるし、変えたい!と思う部分もある。時に分からなくなるけど、仕事ってそういうもんだよね。





環境が良すぎて、甘んじちゃいけないなと思う。特に、一番目の仕事なのに、服装は超自由で(相変わらず古着着てます!)、休みが取れて(今回みたいにまとめて2週間休めてww)、朝も遅くて(10時までに行けばよいwww)、家から近くて、フランス語がばりばり使えて、英語も使えて、(問題がなかったら)定時に帰れて・・・・・・・。



転職する時は、もっともっとつらくなるって肝に銘じなきゃ。



この業界にはまったく興味なんかなくって、考えたこともなかったけど、私が今の会社に決めたのは、新卒で、最初からフランス語を使って働ける環境が、用意されていたからだ。すべて、条件で決めた。そして今、(まぁ前任者の方といろいろあったからだけど)多くの人が私を信用してくれ、理解ある素晴らしいチームの方々に恵まれ・・とっても幸せだ。私がいないとまわらない、私がしなくちゃいけない仕事がある。毎日、どれだけモチベーションにつながるだろう?



決めるのには勇気がいる。迷いもあった。他にも魅力的な会社があった。



あの時こうしていたら?とか、あの時どうして失敗したんだろう、とか、そういうことはいっぱいある。今、成功しているように見えるミュージシャンなんかでも、もしかしたらあるのかな。それとも、若くして成功した人は、成功の道を真っすぐ歩むだけ?時々、こんなことを考えたりする。



だけど、朝によく、テレビで見る、なんとか仙人の言葉(笑)。すばり「求めない」!



そうだよねー。求めたらなんでもつらくなるもんねー。いかに毎日を、積み重ねて、大事に暮らしていくことの方が、きっと大事なんだよな。



そんなことを、ぼぉっと考える年明けでございました。さ、これからのだめ観ますドキドキ小
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でも、夢も見つけた旅だった


ずっと、私には無理だと思ってた。だめだと思ってた。



でも、はなからあきらめちゃだめなんだ。



トライすることが大事なんだ、意味があるんだ。



一年今の会社で働いたら考える(もちろん今の仕事は好き!)。









(今、母が燻製のターキー、それも見事に冷凍パックされた、を持ってきて、「ぎゃー!」と叫んだところ)




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愛が試される時
・・・フランスへ行ってきた。・・・一年と十か月ぶりに。・・・。寡黙になっているのは、どうしてかお分かりだろう。私は以前、「消耗することの方が多いかも?」と書いた。そしてほんとうに、消耗することの方が多かった!なんだか、ほぼ毎日フランス人とけんかしてたような気がする。・・冗談抜きでだ。でも、そんな消耗の仕方も、フランスに行かないと味わえないものなんだからと、ここはひとつ、前向きに解釈するしかないな。一発でスムースに閉まらない、どこも建付けの悪いドア!洗濯したら黒タイツの色が移って下着が黒くなっちゃったよ!それからしょっちゅう壊れているマシーン(何のマシーンだっていい)!クリスマスに働いてるから機嫌の悪い店員!元旦に働いてるから機嫌の悪い店員!いつも機嫌の悪いメトロの職員!ブーツまで脱がされた出国審査!そして極めつけは、悪名高きシャルル・ド・ゴール空港の職員!嘘言うな!あっちのターミナルには免税カウンターはないの分かっとんじゃこちとら!何だろう。何がいけなかったのかな。私がフランス語で話したから?気に障ったのかな。他の日本人観光客みたいに、何も喋らなくてよかったのかな・・。でも、どうしても聞きたいことがあったんだもん。不安要素があったんだもん。なのに、そんな仕打ちってひどい。パリで合流したお父さんと、ゆっくり朝食を食べるはずが、遠く離れた別のターミナルまで歩かされたもんだから、すっかり時間がなくなってしまったよ。気がついたらチェックインが始まっていたよ・・・・・・・。ひどい。そして、途中で道が分からなくなり、話しかけたエールフランスのおねえさん。・・どうしてあんなに機嫌が悪かったのかな。タイミング悪かった?彼氏とケンカ?猫が逃げた?何?私のせいかい?



てなわけで、ひたすら我が愛が試される旅であった。たぶん、中途半端に十日間だけ行ったのが悪かった。これから一か月近く住めば、きっと「あきらめ」が付き、フランス社会にまた適応できるはずさ、いらいらなんて、しなくなるはずさ。



新年が始まって、会社に初出社をして、みんなに「おかえりなさい!楽しかった!?」と聞かれて、100%笑顔で「楽しかったです!」と言えなかった私である。もともとイギリス好きの父は、前回、初めてフランスへ来た時にはここまでいい加減な国だと思わなかったらしいが、今回で、ほとほと懲りたらしい。・・ごめんなさい。終盤、ぽつりと、「もうイギリス行きたい」と行った彼である。うん、次はそうしようね(そして妹を一か月送り込むのだ!目的は彼女の英語習得だ!)。





「どうしてあんないい加減で、国が動いとるんかなぁ。みんなイライラせんのかね」と請うた父に対し、私の答えとは・・・。





「ん?あきらめ」。



・・自分こそ、だ!





そんなこんなで、新年あけましておめでとうございます。今年はもっと更新できるよう頑張るよドキドキ小 みんなにいいことがありますようにドキドキ大 実家より、mari。
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