Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
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私はジュリアン・ソレルじゃない
こうやって仕事をしていて、不意に知りたくなかった事柄に勘付いてしまうと、私には、出世意欲なんてものが、甚だしく欠落しているように思う。誰かの下で働くのが好きだ、ぬくぬくと。リーダーになんかなりたくない。出世するのは喜ばしいことなのだろうけど、私には、より多くの、重い重い責任のみが圧し掛かるように感じられるし、興味もない。起業したいなんて気、さらさらない。親友の一人は起業精神に取り付かれていて、ガッツに溢れ、今年はほんとにそれを行動に移すそうだ。それを、冷めた目でしか聞けない私・・。私は全然そんな気ないと言うと、ちょっと悲しそうな顔をする彼。ちょっと、悪いことをしたと思う。しかし、私は誰かの下で呑気に働く方が、性に合っているのだから仕方ない。頼まれたらリーダー業もちゃんとやるかもしれない。けど、いやだ。楽して生きたい、だめな性格。いや、分かってんだけどね。私にはほんと、そういうガッツはないなー。ジュリアン・ソレルには一生なれそうもない(By赤と黒、スタンダール)。って、ジュリアンの方がお断りか。



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