Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
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開店休業
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久しぶりにパリへ行ってびっくりしたのは、ストリートスナップで見るようなおしゃれな人が増えていたことと(昔と遊び場はそう変わっていないはずなのになぁ・・)、それから友達の携帯が、NYでよく見かけたブラックベリータイプに変わっていたことである。みんな・・あのちっさい暗い液晶で、電話がかけれてメッセージが打てればいいという古いタイプだったのに、ブラックベリーに・・XD とちょっとおかしかった。一モデル前は皆、ほんとうに古いタイプの携帯を使っていたから。ああパリも、やはり雑誌で取り上げられるようなおしゃれな世界都市なのか、私の目には、やはり少し小さめの世界の地方都市、って感じにしか映らないけれど・・(愛情を込めて言っている)。NYの友達は皆ファッション業界で働いているから、ブラックベリーはおしゃれに映るけど、パリの友達は皆が皆そうってわけではないので少し不釣合いな気がしておかしかった。妹の携帯でさえ、NOKIAだけど同じタイプのものだったし。Gmailとかfacebookとかいろいろ見れるから便利らしい。あ、それからiPhoneの人もいっぱいいたな。



それからやはり年月が経ったのだなと感じたのは、コーヒーの値段がすべて2ユーロを超えていたことである。

私が留学していた頃(2004〜2005年)はエスプレッソなら2ユーロは行かない、1,5とか、1,8ユーロくらいと決まっていたので、貧乏な学生はそれにお湯を足してもらうアロンジェ(値段が変わらない)を頼むのが相場になっていた・・。なのに観光地やおしゃれな場所じゃなくても普通に2ユーロ超え・・。ひぇええ。一体いつの間に・・。そりゃ2004年はもう随分昔だけどさ。びっくりしたよ。



あー書きたいことは山程あるのに書けない。時間がない。陳腐な言い訳。そうそう、秋になって本をいっぱい読んでいて、昔好きだった作家の本をいろいろ読んでいたらすっかり感化されて、小説を書きたいと思ってる。恋愛小説。いろんな話の詰まった、オムニバス形式のもの。映画でも、お互い顔は知らないのだけど裏ですべてがつながっているようなオムニバス形式のものが好きだ。最近飛行機の中で観たもので言うと、He's not that into youなど。私はすぐ飽きてしまうので、短編を書きたいと思う。たぶん私の文章は、短編とかエッセイ、批評に向いていると思うし(根拠のない自己分析。でも、素人の書くエッセイなど滅多な確率がない限り売れない、まず売れないと、昔とある自費出版の会社に持込をした時言われた。その通りだと思う)。私は、一つの構想が思い浮かんで書いているうちに、あちらの話も思いついてすぐに散漫、浮気してしまう。二つや三つの間を行ったり来たり。ふらふら。



三連休で実家に帰った。夏休みはウィーンとパリに行ったりしていたから(加えて言うと9月の連休はこれまた友達とカンボジア、シンガポールに出かけていた・・)、すっかりタイミングを逃して、7月にジャンとフランソワーズと行った以来の帰省。心理カウンセラーの素敵友達と、成人式以来、5年ぶりに会った別の素敵友達(二人とも高校の同級生)と再会した。二日連続で遊んだ。久しぶりの女友達と飲む赤ワイン程美味しいものはないだろう。私達は、お酒が飲める年になったのだ・・。素敵な夜だった。素敵なジャズバーも見つけたりして。京都の古い喫茶店のような、私好みの内装だった。窓からは川が見える。夜にかかる橋。湖。街灯。三日月。



これからフリーのアーティストになるであろう彼女は、大学から5月まで東京に住んでいたのだから、7年?「まだ全然戻る気あるよ(東京に)。思った程不便じゃない。(こっちには)厳選されたものだけがあるし。東京にいると情報量や選ぶものが多過ぎて」と、彼女の言葉が印象的だ。この他にも彼女は、高校の時と同じ、変わらぬカリスマ性と素敵な言葉をいっぱいくれたのだけど。「いつか誰かの一番になるために」、「厳選されたものだけがある」、か。確かに。単純な私は、この言葉を聞いてなんだかすっかり地元に帰りたくなってしまった。昔も今も、かっこいい彼女に憧れて、影響を受けやすいのは変わらないみたいだ。それに、フリーのアーティストとして活動するスタイルにも惹かれたのだと思う。いいな。私は東京できりきり、一体何をやっているんだろう。結局のところ、そこまで東京という街に執着がなく(パリ程はね・・)、お金を稼ぎたいとか、そういう物質的な欲がないんだろう、私には。書きたい。両親の家に帰って、祖母の面倒を見る母の負担を少しでも減らし、家の手伝いをし、ものを書くような・・ そんな生活憧れるけれど、甘い。ここは父も読んでいるので笑われるのがオチだろう・・・。



相変わらず、ありがたいことにmari's paris lifeで検索して辿り着く方が多く、何かの縁で一度見て、その後思い出してまた来てくれる人なのかなと思う。フランス関連のブログランキングとかに参加しようかなと思ったことがあるけれど、見ると「私のブログを見て見て!!」「フランス人の彼氏との国際恋愛を綴ります」等々、なんだか見て見て、押せ押せですっかり怖気づいてしまい(と言うよりフランス語的には「でぐて」してしまったという方が近いのだが)、これは私のスタイルではない、何かの縁・調べもので一度辿り着き、なんとなくまた読みたいな、更新してないかなとふらっと訪れてもらうような、人の記憶の片隅に残るようなブログでいたいと思う。読む価値があると、真価があると評価されるような。そのためには精力的に書き続けなくてはならないのだけど、一日中パソコンの前に座っていて、家に帰ってもPCを開くと、あれ程書きたいことばが次々と脳内に溢れ出ていたというのに、開いた途端するりとどこかへ消えてしまうような・・ うーん不思議だ。そういう時は、安物の赤ワイン片手に、酔い任せに書いてみたりもする。そういう時間は楽しい。



書くことだけに集中できたらなんて素敵だろう。今年はクリエイティブなことがしたいなと漠然と思っていて、DJ、モデル、写真・・といくつか夢を挙げていた。決して自分の容姿に自信があるどうこうではなくって(背も低いし)、モデルって自己表現の極みというか、体調管理・スタイル維持など、あれ程ストイックな仕事に、職業として憧れるのだ。それに、世界中の一流アーティストやデザイナー、カメラマンと関われるしね。何かを作る作業は面白い。それが理由。写真も始めたいなーと思っていて、前からコンパクトカメラで撮るのは好きだったが、機が満ちてNikonのD5000を8月に買ってしまった。以来愛用している。DJの夢はまだ叶っていないが、フランス人の同僚のAくんがたまに渋谷やあちこちでDJをしているので、彼の家で今度教えてもらうという約束をしたまま・・。モデルはなんと叶った。まず年始めに、某スポーツブランドの広告撮影のエキストラ XD 会社の人と楽しく参加してきた(その中の一人が昔そういう関係の業界にいた縁で。いつも通り私はそういう世界にまったく興味はないし、疎い)。



お台場は風がびゅうびゅうだった。後日出来上がった広告を、偶然いつも見るサイトで見たが、私はぜーんぜん映っていなかったけれどこれもよろしい。雑誌に掲載されたのには友達が映っていた。お見事!そして先日の写真撮影。と言っても、被写体という方が近い感じ。友達の友達だったドイツ人の男の子が写真好きで、被写体を探していて、この間協力してきた。昨日、全部の写真をCD-Rに焼いてもらった。今度は来月、違うロケーションでやるつもり。今度はどんなコンセプトでやろうかしらと考えていると、友達の妹が青山か表参道にある有名らしい美容院で働いているのだが(私はこの手のことに疎いので、まったく知らなかった)、今度ヘアモデルになってくれないかと先日電話があり、ちょうど空いている日だったし、楽しいに違いないのでOKした。「まりちゃんなら化粧栄えもするし」とは友達の談。地味な顔ですからね・・(笑)。そういえば、高校の時にも、ヘアモデルというより実験台に近かったのだけど、地元のお店でやっていたっけ。あの頃から髪を染めているのだ・・あああ。これも友達のお姉ちゃんつながりだった・懐かしい・・。それから大学の時にも、学校に行くのに自転車を止めていたら、メイクのモデルをやっていただけませんかと言われたことがあったっけ。で、後日やった。けど大変だった・・・。



とにかく、クリエイティブなことに何らかの形で関わるのは至極楽しい。何かを共に作り上げている感覚は。時間はかかるけれど、「やりたいな」と漠然と思っていたことが今年だけでもこれだけ叶ったのだから、夢とは、時間がかかっても叶うものなんだろう。幸福な人生に感謝感謝。今年もあと数ヶ月だけど(早いー)、あとは何が待ち受けているのか今から楽しみだ。



というわけでここのサイトは題名通り目下開店休業状態ですが、気負わずマイペースで続けていくので末永くよろしくお願いします。
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