Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- -
My super zen moment








前回ちらっと触れましたが、夏から習字教室に通ってまして This is my geek side. 本格的に始めたのは9月からだったかなー。ちょうど一年が経って、心身ともに落ち着いてきたのと、仕事でも少ーしだけ心に余裕が出来てきたので、何か気分転換に、平日の夜、習い事を始めたかったのだ。そんな時、ふと、小学生から一応高校卒業するまでやっていた、書道のことを思い出したのだ。そしたらちゃんとありますがな、パリに習字教室が!XD



写真は静香、マイ墨に、10年ブランクがあった割には、初日、悪くないじゃない?!と悦に入ったのと。えへへ。「火」の二画目、入りがへなちょこで悪いけどね。それ以外は気に入ってる。(もちろんそれ以外にもダメな点がありますが!!自己満足として)漢字の組み合わせも情景が浮かんできて素敵だ。いつか額に入れて飾ろうかな。なんてね。



「かな」の講座と、「漢字」と。師範取るまでやるぞー! と燃えているよ。楽しくって楽しくって、仕事が終わって急いで駆け付けて、大体夜9時半まで、2時間くらい、無心になって何枚も楽しんで書いている。先生が買ってきてくれてたり、みんなで順番に持ち寄ったりと、通い出してからものすごい頻度でマカロンを食べているんだけど(笑)、マカロンをつまみながら、ジャズのラジオを聞いて、優しい、スーパーファンキーでお茶目な先生と、様々なバックグラウンドの人々、フランス人にイタリア人・・。共通点は、皆、日本が好き・・。そんな、とってもあったかい時間で、今の私にはとっても大切な時間。


まず第一に、墨を擦る行為からしてsuper zen。それは、精神統一の、準備時間。いやなこと、大変なこと、全部忘れて集中出来る。



大変なことは東京にいた時に比べて2倍くらい、いや3倍かな。イライラさせられること、思い通りに行かないこと、カルチャーショックも合わせて全部。そのくらいはあるような気がするけれど、圧倒的に日本に比べてフランスが優れているのは、「自己を見つめる時間があること」。一度、書家であり、アーティストである先生は言ったのだ。「フランスにいるといいわよね、いっぱい考える時間があるから。日本にいるとそういかないでしょ」。まさにその通り。だから、人々はカフェでもどこでもいっつもいっぱい議論して、ひっきりなしに意見をぶつけ合って、物思いに耽り、哲学が盛んになったのだな・・。なんて考える。




***




時間をどう有効的に使うかは全部自分次第で、同じく夏から始めたことの一つに、週末の午後、リュクサンブール公園の内周を走る、という、私を知っている人から見たら革命的なというか、何というか、「エッ!まりちゃんが走ってるの?!」と目を向いて驚くと思うけど(笑)、えぇ、なんとこの私が走り始めたんです!XD それで先日、思ったのだ。走りながら。



『パリにいると、いろんなことがあるけれど、それでも社会人として、今一番いい時にいるかもしれないな、有り難いな・・。週末走って、週に2回習字教室に行って、発散して、楽しんで、超超有り難いことに恋人もいて、妹もいて、家族もいて、友達もいて・・仕事は大変だけど、物凄い勉強になるし、(日本に比べて)ちょ〜〜っと働いて、おまけに月2回、休みもある。(かの有名なRTT。これについては今度いつかゆっくりと書きます)』
そんなことを思っていたのだ。走りながら。




Give and take. Bitter and sweet. なんてね?フランスにいると、日本では到底味わないことばかりだけれど、それでも時間がある。自分のための時間がある。自分を見つめ、考える時間が。



こうしてリュクサンブール公園を走っていること、希有な運の巡り合わせのおかげで、こうして今、パリにいられること。そのすべてすべてに感謝している。感謝して止まない。どんなに辛いことがあったって、それはきっと、乗り越えられる修行。今よりもっと、強く、優しい人間になるための修行。そんな風に思ったりするんだ。走りながら。











おまけ。習字、上手に出来たのばっかり載せたらフェアじゃないから、ちゃんとこれに至るまでのひどいやつも載せる(笑)。ほんとにヒドい!!XD


そして母には、「ほんとにね、普通パリに暮らすって言ったら、通うのは"料理教室"でしょうよ。書道って・・X'D まったくあんたってやっぱ変わってる」と言われたよん



もちろん超超応援してくれてるけどね。確かに主流なのは、コルドンブルーとかパン教室か!XD



いいの、私は私の道を突き通すから・・! って今更ですが You know, you know me!





mari













フランスで働くの巻 comments(0)
冬が足音を立てて






















以下、とりとめのない文章になりますが。



・・えへ。またしてもお久しぶり。あーまたしばらく更新出来なかった!ごめんなさい(平謝り)。実はほぼ毎日、こんな更新していないマイペースブログなのに、けっこうな数のアクセス数を頂いており、アクセス解析を見てもなぜなのか一向に理由と原因が分からないのですが(笑)、のくせに、更新出来なくて、ほんとに日々心が痛いというか何と言うか... 『なんかどっかで、"イタいブログランキング"とかに登場してないといいな(びくびく。小心者)』と思ったり、『あーブログ書かなきゃー書きたいー』と思っても時間がなく、時間に追われ、ほんとに情けない限り、ただただ申し訳ないです ううう。



一体何をしているかと言うと、昼は真面目に働いて(ほんとだぜっ)、夜はせっせと習字に行き(えっ?)、山のような数のミーティングと会議をこなし、何なら複数他社との打ち合わせもこなし(キャー!)、この2週間はまったく恐怖のプランニングでした。本来なら私が全部仕切らないといけなかったし、自分で予定を立てておいて、思わず尻込みしたくなってしまうというのもまったく矛盾している話だと思うけど、緊張して、寝不足にもなって、不安で負けそうになったとしても、終わった今となっては、これでまた、一つ自分の力になったと言えるわけなので、よしとしよう。



私はやっぱり、常時、まだ100%フランス語が分からないので、会議の時など、普段からか、当然分からない単語や言い回し、理解出来なかった時など、素直に手を上げて質問するなり、中断して聞けばいいものの、勇気のなさが災いして、そんな一見、簡単そうに見えることがすごく出来なかったりする。一年以上が経っているのにこれだよ。。いい加減自分でもうんざりしたけれど、2秒に一回制したとしても、「大したことじゃないじゃない」と目の前の同僚もケロッと言ってくれたので、ほんとなんだなと思って、今日の打ち合わせでは思い切って、遠慮せず、分からない時はどんどん質問し、聞き返して、積極的に発言したし、自分から切り込んで行くことが出来た。


その前の打ち合わせでは、実はひっさしぶりに言ってることがほっとんど分かんなくって、終わってからパニック。思わず泣いてしまい、会社で泣くことなんか極力避けたいと思っているのに、緊張のピークで、涙が抑えられず・・。



泣くのを堪え、取引先を無事玄関まで送り届け、何事もなかったかのように会議室に戻ると、私達の会議が終わってから部屋の片付けをしていた、仲良しのCがいた。思わず「もう限界・・。自分の言語の限界に達したような気がする」、そう漏らしてしまったのは、本心から。


Cはフランスでの私のママンであり、姉のような存在の同僚なので、何でも話すし、恋愛問題だって相談する。すると彼女は毅然として言ったのだ。「何を言っているの!中にはね、わざと意地悪に難しく、話す人だっているのよ!そんなの気にしない!どうして今自分がここにいると思う?自分の実力を信じなさい、自分を抜擢してくれた○○のことを、考えるのよ、思い出して」


その言葉でまた涙が出る。どんな時でも、自分の力を信じること、自分を奮い立たせること、そのことが一番重要で、一番むずかしい。





***




10月の終わりには、妹の家でハロウィンパーティー。私は仮装しなかったから、バツゲームで古いワイン、飲まされちゃった。冬だから牡蠣が食べたいけれど、妹は数回当たってからというもの、二度と牡蠣が食べれないし、彼も好きではないと言う。このレストランに行ってみたいと思ってるんだけど、行く相手がおらず。。悲しい。ファニー様とかなー・・。でも多忙だしな。。(そして人気のお店のようで、こないだ日本からのお客様と、思い切って予約なしで行ってみたものの、15席しかない狭い店内で、9人待ち。とても人気で入れなかった。残念..。)


似顔絵は・・誰が描いたか想像にお任せします。似てる?!これに至るまでの、ひどいエッセイがあるのだけれど・・ほんとにひど過ぎてお見せ出来ない(笑)。


ここのブランチ、ちょっとアメリカンで美味しかった。オレンジジュースがちゃんと絞り立てだったの!感動。



それから平日の、仕事以外の時間には、実は夏から習字教室に通ってまして
週に2回、平日の夜、アトリエに通うのはとっても無心になれて、大切な時間。これらは上手く行った方。習字についてはまた今度載せます。とっても素敵な空間なんだ。





水曜日にはファニー様と、H&M マルタン・マルジェラのお披露目ナイトへ。友達が働いていると言って、プレスの招待状を持っていたけれど、シャンゼリゼへ着くとすごい行列・・。最近ぐんと気温が下がって、寒い中1時間、1時間半の待ち時間では、体が冷えるだけだからと、少し並んだらすぐにおしゃべりしに、近くのカフェへ移動してしまった。何とも私達らしい。


マルジェラは私にはtechnique過ぎて、とってもpointuだし、私のスタイルの服ではないけれど、ファニー様には似合うような気がする。ジャケットとか。でも私と違って、実はおカタい仕事をしている彼女は、「プラダを着た悪魔」みたいな意地悪な女ボスがいることも手伝って、あまり自由な、カジュアルな格好では仕事場へは行けないと言って、何を買うか、躊躇していたところだった。


お店からは、たくさんの白い、数字の並んだ紙袋を持って出てくる人達が・・。一体何時から並んでたの?閉店前ぎりぎりから、ずっと店内にいたとか?後ろに並んでた子達もそんな風に憶測をしてる。聞こえてくる会話が面白い。



***



フランスに来てから、やけにいっぱい映画を観てる。日本では考えられなかった頻度で。それは主に、日曜日は大体お店が閉まっているので、特にすることがないのと、東京の映画館では人が多過ぎて、予約するとか考えられないし、映画はふらっと思い立った時に観に行きたいものだし、それに比べてフランスの映画館はよっぽどの大作でない限り、大体閑散としているし、彼も私も映画好きだから、いいんだけれど、ここであえて、今年観た中でワースト3を上げるとしたならば、一位は、このかわいいかわいい映画館で観た、イザベル・ユペール主演の韓国で撮影された映画、"In another country"に違いないでしょう・・・・・。(観たいと言ったのはえぇ私。私。)


もし貴重な人生の2時間をつぶしたかったら、この映画を観ることをオススメします。としか言えない。ううう。(パンフレットに書いてあったあらすじ、美化し過ぎよ!!)それから、あんなズームの仕方だったら、3才児だって撮れるわ!!とも。(ほんとにヒドかった、ひっどかった!! 強調)




***




同僚の車に載せてもらって、高速の幹線道路沿いまで送ってもらえる時は、1番線に乗って、ルーブルまで。そこからルーブルを突っ切って、広場のバス停まで来ると、この景色・・。もうすっかり冬になって、夕方5時にもなるともう真っ暗。冬です。日照時間が短いから辛い!ビタミン不足になるとか・・。だからこの季節、あちこちでミカンを売ってるのかな?でもフランスのミカン、クレモンティンヌというかわいい名前だけれど、名前の割には酸っぱくって、私は苦手なのだ。でも食べるようにしないとね、風邪が全然治りません.....






mari





















フランスで働くの巻 comments(0)
1/1PAGES