Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
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Monochrome Paris
 
Noir et blanc. Black and white. Monochrome Paris.




今日はハロウィーンで、明日は諸聖人の祝日、トゥッサン。毎日誰かしら、聖人を祭っていて(St Antoine、Ste Catherineとか.... 毎日カレンダーや手帳に書いてある)でも、何万人もいる全聖人をたった365日では祝い切れないので、まとめて祝ってしまおう、というのが、文字通り、トゥッサン(Toussaint)。



学校は先週末からバカンス、休みに入っていて、子どもがいる人など今日から早速、ちょっとした長い週末に入ってる。上司もノルマンディーの別荘へ行った。
私は日曜日にいよいよ姪っ子の洗礼式が。洗礼ってイベント、初めて。残念ながら私自身は洗礼を受けていないため、ゴッドマザー(Marraine)にはなれないことが判明w
ゴッドマザーは、私も知ってる、ブラジル人の友達が引き受けることになりました。



市役所でのセレモニーの時のように、家族が集まる。残念ながら日本の両親は来ないけれど。
私も彼と参加します。仕事柄、スーツ姿って実はまだ一度も見たことないから、内心楽しみにしてる。笑


「あのシャツを着て、スーツの色は何色?靴はあれがあるよね、合うよね」と数週間も前からうるさく言ったのは内緒(笑)。しかも普段全然着る必要がないから、スーツは実家に置きっぱなしになってるらしく、明日ちゃんと予定通り取りに行かせなきゃ!忘れてそうだからまだリマインドしなくては...…





さて、今週もめまぐるしい日々だった。明日祝日のせいか、なんだか街が静かである。私も少しだけ長い週末を堪能することにしよう。しっかり休まなきゃ。


mari















フランスで働くの巻 comments(0)
Shooting for Dorothee
 


Shooting for Dorothee Flores Printemps / Ete 2014


こないだの土曜日。20区。とてもパリ市内とは思えないような、静かな通りを入ると、のどかで、空気は済んでいて、そこは秘密の入り口。そんな、特別な空間にある、ドロテのアトリエ。来年の春夏の新作カタログの撮影に、またまた協力してきました


当然だけど新作のヘアアクセサリーはまだ載せられないので、撮影風景の写真ばかりで。
ドロテのアトリエには、まだ契約して間もない始めの頃、一度だけ行ったことがあったきりで、今回はもう一年近く経っていたので、内装も変わっていたし、彼女らしい素敵な空間で、うっとり。ここでお客さんを迎えたり、百貨店のバイヤーたちと商談をしてるらしいよ。
ちなみに彼女は何度か日本の雑誌にも載ったので(パリジェンヌ特集とか...)、見たことある人もいるかも?!

そしてそのうちの一冊を撮影・編集したのは、この日一緒に協力した私の素敵友達だぜー☆



寒い中、春夏のカタログなので、ノースリーブで挑まなければならず、辛かったけど、友達と二人で楽しみました!
出来上がりが楽しみ :D



Go and check Dorothee Flores Paris !! 


mari
















Fashion comments(2)
冬時間の日曜日

I quite liked the presence of male shirts in my room.


 



10月最後の日曜日。いよいよ冬時間の始まり。本当は前日に眠る前、時計を一時間戻しておけばいいんだろうけど、大抵忘れるので(笑)、起きてからの日曜日、時計を一時間戻す。毎年思うけれど、なんだか一時間得したような、不思議な気持ち。そして3月の最後の日曜日になると、時計を一時間早めて、夏時間にするのだ。


今年は去年に比べて、天気がいいように思う。去年は冬時間に切り替わる頃、朝も、仕事が終わって帰る夕方頃も、真っ暗だったけど、今年はあまりそんな風に感じなかった。これから、長く暗い冬が始まる。けれど、12月、クリスマスのフランスは悪くない。永遠に冬なわけじゃないのだ。楽しみもある。この季節が一番大変だけど乗り切ろう。(ちなみに11月の終わりから一週間程、東京で大学の友達の結婚式があり、帰れることになった!楽しみ。)



写真は最近の日常から。日曜日は大体妹の家へ。(今日は違うけど)
もう姪っ子が可愛くてたまらんとです。仲良し。この日はずーっと膝にだっこして、一緒に映画を観た。XD
姪っ子は、今のところ妹に似ていて、でも目は大きなブルーグレーの瞳で、それは確実に私たちからではないから、面白い。見事に混じっている。



JALOUSE... 表紙の美しさに惹かれて買ってしまった。まだ全部読んでないけど。またこういう軽いものばかり読んでるから怒られる。課題図書を読まねば。でもここだけの話、デュラスの「北の恋人」(課題図書の一つ)、文章が単調でつまんないんだもん!正直読むのが苦痛。文章はシンプルで簡単でも、ちょっと味気なくて、読み切れないかもしれない.....

 


仕事が相変わらず大変で、もう、限界だと思う。先週、とある会議中に、そのことが分かった。私の力では限界があるし、私はこれ以上、分かるようになることはない...。そのことが、自分の中で啓示があるように分かった。はっきりと分かったのだ。フランスに来るのを決めた頃、「だめでもいい、とりあえずトライしてみる、チャレンジしてみる」とだけ思ってやって来た。満期の3年が終わらなくても、後悔しない。今はもう、出来ることはすべてやったし、これ以上私が良くなることはない、無理だ、そのことに、自分で納得が行っている。


この話を、先週の金曜日、ポンピドゥーセンターの前のカフェにいた時、彼に話した。彼も今までいろいろ、私のフランス語がさらに良くなるように、働きやすくなるように、いろいろ手を尽くして、アドバイスをくれて、助けてくれたけど、今回は何より、私自身が自分で自分の限界が分かったというか、納得がいっているので、そのことを特に言わなくても、分かったようで、反対しなかった。ただ、当たり前だけど"Ne demissionne pas pour rien(他の仕事が見つかってから辞めなよ)"、とは言われたけど(苦笑)。


私のポストは非常にFranco Francaisで、日本人の私一人がこの仕事に就いているのは、会社にとってメリットもないし、みんな優しいから何も言わないけど、迷惑もかかってるだろうし、それからこれは妹に言われたことだけど、私も「日本人である、英語が出来る、フランス語が出来る」という自分のバリューを、今のポストでは、最大限に生かせられていないと思う。


まだどうするか分からないけど、他のポストに変えてもらうか、それが無理なら他に仕事を見つけるか、最悪、(これは避けたいけれど)日本に帰ることになるかもしれない。フランスにいて、日本とのつながりのある仕事に就くことが難しいのは目に見えているし、転職するにも外国人であるというバリア、何より、この失業率の高さ、10%強..... 障害は多いけれど、自分に何が出来るのか、考えてみたい。彼には、「習字を貼った、日本のランプ屋さんを開くべきだ!」と言われている......... X'D そして妹&ぽむくん炎のバイヤーチームは「購買と生産管理、引き受けるよ!」と早速燃えている、おいおい(笑)。でもそれも、いいかもね?


パリの、モード業界で女だらけに囲まれて働く厳しさ、難しさ、そういう日本では想像だに出来なかったことも分かったし(笑)。私のフランス語能力では、まだまだ全然足りないこと、歯が立たないこと。全部、全部分かった。
また新しい道を見つける時が来たのかな、そう思います。On verra !

mari















 
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嵐の中で思うこと







I recently discovered a very good indie American movie...... named "Stuck In Love".
It is about family above all and love, especially first ones (which hurt..) or second chances....


The father is a writer, so he raised his two kids so that they could become writers too. I like that.


The house is in a beautiful location by the ocean and all the characters are the real human beings.

"A writer is the sum of their experiences." the father tells his son. This is a great line. How true is that ?






最近とてもいい映画に出会った。アメリカのインディー映画。恋愛や家族の問題を扱っているけど、軸は書くことにある。主人公の父親は作家で、でも3年前に離婚してしまってからは一作も書いていない。子ども二人もいつか作家になるように育てて、娘は今度、自分の本が出版されることになった。



海辺の家、絡まる人間模様、恋愛..... それだけでも面白いのに、登場人物が皆生き生きとして、人間らしくて、みんな悩んだり、感情をぶつけたりする。どの役者もハマっている。リリー・コリンズの自然に演技する様には感動。まるでサマンサ、役柄そのまんまなんだもの。彼女の母親役で、超絶理系男の好きなジェニファー・コネリーが出演している。母と娘、しっかりとした眉毛つながり。こういうキャスティングの細かい配慮、好き(笑)。


作家である父は、まだ高校生の息子が恋愛に踏み切らない様子を見て、いくつか言葉をかける。「いいか、君の姉さんが素晴らしい作家なのは、生きるのにクレイジーだからだ、どうだ、分かるだろう。怖がってないで外に出て行け、経験するんだ(Go get some!)」。
一番胸に来たのは「書く行為は、経験を足し合わせたもの」(と訳したらいいのだろうか、翻訳にはやっぱり自信が持てない)。


私もこの主人公のように、一日中ロングチェアに座り込んで、本を読んだりしていたいよ。書きたい。もっと書きたい。本格的にまた小説を書いてみたい。気持ちだけはあるのに... いつも何かしらいい訳を見つけて、至らないで終わる...。このままじゃ駄目だ。一生会社員でいたいわけじゃないのに、いつかは、自分の夢を、プロジェクトを...と思って何年経つだろう。いつも夢見る作家志望。
私が私の人生を生きるのは、一度しかないのに。

一体何やってるんだろう。あまりに毎日が忙しいと、まるで目まぐるしい嵐の中にいるようで、ふと自問する日々。


















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How a small thing can make you happy

Fake tattoo day..... j'adore ;)))))




今日、会社にて。同僚達が盛り上がってるから何かと思えば、大量のタトゥーシールをもらったみたい。どれも可愛くて、いろいろあったけど私はハートにしたよ。線がシンプルで不器用なハートなのが可愛い。


相変わらず猛烈に忙しい日々が続いているけど、こうしてたまには息抜きしないとね!
「もう超忙しいのー」と今日ドロテに会って、愚痴っていたら、その1秒後に「でもほら!これ見て!今日これ会社でやったんだー」と見せたもんだから、"Ben, ca va!(全然楽しんでるじゃん!とでも訳そうか)"と言われてしまった。ごもっとも!XD



ハートつながりで。ボンマルシェのウィンドー。ソフィア・コッポラとルイ・ヴィトンのコラボのバッグ。妹によると2800€だとか・・・?!本当?
誰が買うの〜〜























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季節の巡るのは早くて

なんでパリのアパートはこうも高いんじゃ〜〜
って別に16区に住みたいわけじゃないけどさ。インテリアが好みだったもので。







バカンスが終わってから、また慌ただしい日々が始まり、夏が終わった悲しさに浸る余韻もなく、また新しい季節が始まって行きました。9月は、新学期。日本では桜の咲く、4月から気分が一新するのと同じく、この時期、どの雑誌も"Rentree", "Special Rentree"と新学期特集ばかり。


9月は一度も書かず、ごめんなさい。もう10月になってしまった。9月はいろいろと友達のお別れ会があり、ワーホリが終わって日本に帰る子、昇進コースで外国へと転勤する友達と、パーティーが多いのは良かったけど、悲しかったな。でもまたそれを機に、新しい友達が出来たりして。それはそれで嬉しいものです。いつどこで、どんな出会いがあるか分からない。


9月はちょっと心配事があり、お医者さんにかかったり、ラボに検査しに行ったりと、何かと出費の多い月でもありました。。もう3年目にもなるのに、未だに「かかりつけ医師」がいなかったため、これを機に、発見!(という言い方でいいのだろうか。。)近所に住む、女性のジェネラリスト。優しく、お茶目で、ボブカットが素敵な、素敵な住居兼仕事場の、アパルトマンを構えているお医者さんでした。かかるなら優しい先生がいいと思っていたので、やったー!



それから9月は、生まれて初めて落語を見た!XD それもパリで。なんという組み合わせなのでしょう。
思い返せば、まだ学生の頃、初めて歌舞伎を見たのもパリだった。10年間もしなかった習字をまた始めたのもパリ。日本にいなかったら気にしなかったかもしれないことが気になって仕方ない、やりたくて仕方ない。日本文化に触れていたい、日本を感じるエレメントがそばに欲しい、必要だ... そんな漠然とした思いだけど、やっぱりこれが、外国に暮らす、異文化の中で暮らすということなのだろうな。お花だって習いたい、お茶だって習いたい(時間さえもっとあれば...!)。



映画に行くのも、圧倒的にパリの方が多い。東京では、まず事前予約を取らないといけないという莫大なシステムになんだか滅入ってしまって、映画だって、展示、美術館だって、出不精になってあまり出かけなかったけど、パリでは、街のいい感じの小ささのおかげなのか、よく出かける。映画は思い立った時にふらっと観に行きたいし、時間があれば、どこか近くのカフェで待てばいいのだ。人もまばらな映画館で、まるで自分のためだけに観るのが好き。そうしたらまた、ふらりと歩いて帰る。その頃には外だってすっかり人もまばらで、なんだか映画の中のセットを歩いているような、そんな気分になったりして、悪くない。
引っ越してからさらにモンパルナスに近くなり、秘密の裏通りを歩けば、ほら、場所はすぐにモンパルナスの広場。モンパルナスには映画館がいくつかあるので、すごく便利。助かっている。オデオンに行くのもいいけどね。



仕事は相変わらず大変だ。フランスで働くのは、まるで毎日が本気のぶつかり合い、ケンカのような感じ(笑)。本気と本気のぶつかり合い、でも一度言ってしまえば、あとはカラッとしている...... そこが好き。相変わらず大変で、苦しいことしかないなって思う時もあるけど、なんだかこの頃、この仕事の面白さも分かってきて、あともう少し、頑張ろうと思える。いい兆候。


まったく商業やビジネス、経済やマーケティングの勉強をしていない、どちらかと言ってネクラな文系少女の私が苦労するのは、当たり前のこと、当然なのだという感じがする。それでも学びながら働かせてもらえるんだから有り難いと思う。本当に、今手にしているチャンスには感謝している。感謝して止まない。






風はもうすっかり冷たくて、しっかりともう秋だなと感じるけれど、幸いまだ暖かい日が続いていて、いい感じのインディアンサマー。これからまた、小雨がちの、グレーな空が続くかと思えば憂鬱だけど、冬には冬の楽しみがあって、そういう明るいことだけを見るようにしている。
出来れば10月中に、金曜日から週末、ベルギーに旅行に行きたい。
11月には、祝日がいっぱいあるし、姪っ子の洗礼式もある。
そういう楽しいお祝い事を考えて、乗り切ることにしよう。





mari






















フランスで働くの巻 comments(2)
RDV sur le pont




昨日の夜。19時半。金曜日の夜。RDV sur le pont. 橋の上で待ち合わせ。恋人からの、「橋の上で待ってる」のメール。嬉しくて、胸が高鳴る。アルマ橋を渡らずに、一つ前のバス停で下りる。「ねぇ、いるの、パレドトーキョーの方?それともバトームッシュの方?」恋人は、「エッフェル塔の方だよ」と答える。相変わらず地理が分からない。







mari























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