スポンサーサイト
2017.07.14 Friday
一定期間更新がないため広告を表示しています
- -
あたたかい冬
2014.01.12 Sunday
1月のわりには、あたたかい日々が続いています。このままではまたひどい夏がやってくるのでは...とびくびく。冬が冬らしくきちんと冷えないと、よい夏がやって来ないという定義のよう。真相はいかに?
11月くらいの頃の方が、朝通勤する時間には息が白くなって、手袋が必要なような、気温も2℃くらいだったけれど、最近では白いもやがかかっていても、あたたかく、薄暗い朝もやの中を、見事なアパルトマンの外壁を足早に眺めながら、いつもの道をさっと歩いて、けれど定期的に変わるウィンドーのディスプレイは横目ですかさずチェックして... 『いけない、今日も遅刻だ』と思う頃には横断歩道を渡る。会社へはメトロで一本。このままパリ市内で働けたらいいけど、そうは行かない。ターミナル駅まで乗ったら、郊外に行くのだ。
水曜日からソルド(冬のセール)が始まりました。フランスもこのところずっと、不況や経済に対する危機感があって、いわゆる財布の紐は固く、消費するにも許すものが厳しく、皆、待ちに待ったソルドがやっとやってきた、という感じ。それでも初日の賑わい程、二日目は続かなかった(私の仕事の話...)。ソルド第一週目の土曜日に、習字の先生の展示がありちょっとシャトレ付近へ出かけてきたけど、やはり土曜日ということもあって、どこも人でごった返していた。皆手には、あちこちのお店の袋、それも大きめの... を持って、足早に次の店へと急いでいる。シャトレ界隈はやはり苦手だ。東京でいうとまるで渋谷のよう。そんなことを思いながら次の待ち合わせへと向かう。市庁舎で、ブラッサイの写真展。1時間ちょっと外に並んで、やっと中に入る。そこまで寒い日じゃないのが幸いだった。並んでいても、あきらめて去る人、多数。展示はものすごい数の写真があり、素晴らしかったです。ブラッサイ、昔ある人に写真集を贈られて、今でも実家にある。間違いなく好きな写真家の一人。パリを撮ったから、という理由だけじゃないけど、彼は確実にあの時代のパリの、それも夜を「攻略した」写真家で、どうしてどの景色も、あんなに詩的に撮れるのだろう。何かマジックが効いている。それが腕なのか...。特別な効果。
ソルドでは、初日に同僚と近くのショッピングセンター、巨大モールのようなところへ行って(えぇ、フランスにもまるでアメリカみたいな巨大モールが存在している、典型的に郊外型の。)、ZARAで散財。という程でもないか...。どれも、夏のバカンス用の服みたいな、軽くて薄いものばかり買ってしまった。夏用の薄いパンツ(ペイズリー柄でところどころレザーのラインが走ってる)や、真っ白なワンピース(これを着てまたイタリアなんかに行きたい...。夢。)、それから今すぐ履けるようなボルドーとグリーンのチェックになったパンツ(フランスにいると冬はジーンズばかり...)、それから定価で目をつけていた、スタッズのついた黒い皮のスニーカー!クリスマスにおねだりしてみたけど、「こんなの履くなんて問題外!禁止する」とまで言われちゃった。相変わらずファッションの趣味が違うし、別にお互いを干渉しようとか、理解しようともしていない。だからいい感じ。私は私の好きな格好を続ける。でももうすぐ30歳になることが、どこか頭の片隅で絶えずチラチラしていて、つい、綺麗めの洋服ばかり買ってしまった。(スニーカーを除いて...)私らしくない、妥協するなんて。
ソルドでは、土曜日に念願の黒いロングブーツ!JONAKで見つけた。9月にプランタンで買った、ジェローム・ドレイフュスの黒いウロコ仕立てになったバッグがあるのだけど、それと同素材のようなブーツ。ヒールがなくて、歩きやすいのを探していたら、やっと見つけた。横から見たシルエットが最高に好みでお気に入り。ジェローム・ドレイフュスのバッグは、前は全然好きではなかったのに、同僚が数人持っていること、なんとも柔らかく、絶妙に凝った、素敵なバッグを作ること... 広報の素敵ボスが、まるで知り合いかのように(いやほんとに知り合いなのかもしれない)「ジェロームったらほんとに感じのいいバッグを作るわよね」と恍惚として述べたように、気付かずうちに、魅了されてしまったのだ。思い切って清水買いした理由の最たるものは、実はサプライヤーにもらったプランタンのギフトカード(150€分!)があったのと、初年度の所得税が思ったより遥かに少なくて済んだからです... X'D ということは、今年の請求額が怖い。それに備えるためにも、もう、ソルドは終わり。見るのはいい加減にしなくっちゃ。もう十分散財したし。。
今更言い訳のようにしか聞こえないかもしれないけど、パリに住んでしばらくして、買い物に対する経済力がきんと地に足付いてきたというのか、しっかりしてきた。というのも、やはりこちらのお給料はすごく「限られている」のであって、いつも以上長く、考えて考えて買うようになった。そしてふと周りと見渡すと、どのパリジェンヌも万年、ひいては毎年長く使えるような、ベーシックなものしか身につけていない。アースカラーが多い、黒が多い、定番アイテムがほとんど... けれどどこか、自分らしくなるスパイスを加えて。それはちょっとしたスカーフであったり、赤い口紅であったり。こうしていわゆるパリジェンヌらしいルックが出来上がる。毎日のメトロでの通勤時間は、目を肥やすための、ちょうどいい時間。さりげなくいろんな人を見ては、観察している。
一定期間以上着なかった服は捨てる、売る、同僚にあげるなどして、処分するようにしているけど、「ソルドで何買いたい?」という話を前に彼としていた時、うーんと考えてもこれと言って実は何も浮かばなくて、もしかして、必要なものは、もう全部持っているんじゃないかなぁという結論に至った。
遊びでそんなスタッズの付いたスニーカーを買っても、実際には、実は買わなくてもいいアイテムであって、もしかして返品するかも... という準備もしている、実は。
ダイヤのピアスが欲しい、アパートが欲しい、そんな夢は付きませんが、毎日に必要なものはもう全部持っている、今を大事にしたい...。毎朝、絶えず目にするパリジェンヌ達を見て、学んだもの。買うのは長く使えるものだけ!消費したい心と現実の狭間で、必要なものはもう全部揃っている。何も要らない。そんなことを思う。感謝。
mari
11月くらいの頃の方が、朝通勤する時間には息が白くなって、手袋が必要なような、気温も2℃くらいだったけれど、最近では白いもやがかかっていても、あたたかく、薄暗い朝もやの中を、見事なアパルトマンの外壁を足早に眺めながら、いつもの道をさっと歩いて、けれど定期的に変わるウィンドーのディスプレイは横目ですかさずチェックして... 『いけない、今日も遅刻だ』と思う頃には横断歩道を渡る。会社へはメトロで一本。このままパリ市内で働けたらいいけど、そうは行かない。ターミナル駅まで乗ったら、郊外に行くのだ。
水曜日からソルド(冬のセール)が始まりました。フランスもこのところずっと、不況や経済に対する危機感があって、いわゆる財布の紐は固く、消費するにも許すものが厳しく、皆、待ちに待ったソルドがやっとやってきた、という感じ。それでも初日の賑わい程、二日目は続かなかった(私の仕事の話...)。ソルド第一週目の土曜日に、習字の先生の展示がありちょっとシャトレ付近へ出かけてきたけど、やはり土曜日ということもあって、どこも人でごった返していた。皆手には、あちこちのお店の袋、それも大きめの... を持って、足早に次の店へと急いでいる。シャトレ界隈はやはり苦手だ。東京でいうとまるで渋谷のよう。そんなことを思いながら次の待ち合わせへと向かう。市庁舎で、ブラッサイの写真展。1時間ちょっと外に並んで、やっと中に入る。そこまで寒い日じゃないのが幸いだった。並んでいても、あきらめて去る人、多数。展示はものすごい数の写真があり、素晴らしかったです。ブラッサイ、昔ある人に写真集を贈られて、今でも実家にある。間違いなく好きな写真家の一人。パリを撮ったから、という理由だけじゃないけど、彼は確実にあの時代のパリの、それも夜を「攻略した」写真家で、どうしてどの景色も、あんなに詩的に撮れるのだろう。何かマジックが効いている。それが腕なのか...。特別な効果。
ソルドでは、初日に同僚と近くのショッピングセンター、巨大モールのようなところへ行って(えぇ、フランスにもまるでアメリカみたいな巨大モールが存在している、典型的に郊外型の。)、ZARAで散財。という程でもないか...。どれも、夏のバカンス用の服みたいな、軽くて薄いものばかり買ってしまった。夏用の薄いパンツ(ペイズリー柄でところどころレザーのラインが走ってる)や、真っ白なワンピース(これを着てまたイタリアなんかに行きたい...。夢。)、それから今すぐ履けるようなボルドーとグリーンのチェックになったパンツ(フランスにいると冬はジーンズばかり...)、それから定価で目をつけていた、スタッズのついた黒い皮のスニーカー!クリスマスにおねだりしてみたけど、「こんなの履くなんて問題外!禁止する」とまで言われちゃった。相変わらずファッションの趣味が違うし、別にお互いを干渉しようとか、理解しようともしていない。だからいい感じ。私は私の好きな格好を続ける。でももうすぐ30歳になることが、どこか頭の片隅で絶えずチラチラしていて、つい、綺麗めの洋服ばかり買ってしまった。(スニーカーを除いて...)私らしくない、妥協するなんて。
ソルドでは、土曜日に念願の黒いロングブーツ!JONAKで見つけた。9月にプランタンで買った、ジェローム・ドレイフュスの黒いウロコ仕立てになったバッグがあるのだけど、それと同素材のようなブーツ。ヒールがなくて、歩きやすいのを探していたら、やっと見つけた。横から見たシルエットが最高に好みでお気に入り。ジェローム・ドレイフュスのバッグは、前は全然好きではなかったのに、同僚が数人持っていること、なんとも柔らかく、絶妙に凝った、素敵なバッグを作ること... 広報の素敵ボスが、まるで知り合いかのように(いやほんとに知り合いなのかもしれない)「ジェロームったらほんとに感じのいいバッグを作るわよね」と恍惚として述べたように、気付かずうちに、魅了されてしまったのだ。思い切って清水買いした理由の最たるものは、実はサプライヤーにもらったプランタンのギフトカード(150€分!)があったのと、初年度の所得税が思ったより遥かに少なくて済んだからです... X'D ということは、今年の請求額が怖い。それに備えるためにも、もう、ソルドは終わり。見るのはいい加減にしなくっちゃ。もう十分散財したし。。
今更言い訳のようにしか聞こえないかもしれないけど、パリに住んでしばらくして、買い物に対する経済力がきんと地に足付いてきたというのか、しっかりしてきた。というのも、やはりこちらのお給料はすごく「限られている」のであって、いつも以上長く、考えて考えて買うようになった。そしてふと周りと見渡すと、どのパリジェンヌも万年、ひいては毎年長く使えるような、ベーシックなものしか身につけていない。アースカラーが多い、黒が多い、定番アイテムがほとんど... けれどどこか、自分らしくなるスパイスを加えて。それはちょっとしたスカーフであったり、赤い口紅であったり。こうしていわゆるパリジェンヌらしいルックが出来上がる。毎日のメトロでの通勤時間は、目を肥やすための、ちょうどいい時間。さりげなくいろんな人を見ては、観察している。
一定期間以上着なかった服は捨てる、売る、同僚にあげるなどして、処分するようにしているけど、「ソルドで何買いたい?」という話を前に彼としていた時、うーんと考えてもこれと言って実は何も浮かばなくて、もしかして、必要なものは、もう全部持っているんじゃないかなぁという結論に至った。
遊びでそんなスタッズの付いたスニーカーを買っても、実際には、実は買わなくてもいいアイテムであって、もしかして返品するかも... という準備もしている、実は。
ダイヤのピアスが欲しい、アパートが欲しい、そんな夢は付きませんが、毎日に必要なものはもう全部持っている、今を大事にしたい...。毎朝、絶えず目にするパリジェンヌ達を見て、学んだもの。買うのは長く使えるものだけ!消費したい心と現実の狭間で、必要なものはもう全部揃っている。何も要らない。そんなことを思う。感謝。
mari
In 2014, I want a new life
2014.01.02 Thursday
30日に、遅ればせながらやっと妹家族とクリスマスパーティー。
プレゼント交換にて、妹がこの本を私の彼に。
パリにある、日本関係のアドレスがぎっしり詰まったガイド本。
なんていいアイディアなんだ!
しかもフランス語で書いてあるから、いちいち翻訳する必要がなくて、最高ー
Thanks my sis for a great gift !!
改めまして... 明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。
フランスはあくまでもクリスマスがメインなので、2日からもう出勤だぜ(涙)。三が日くらいゆっくり休ませてくれ!と叫びたい。けれど国が違うからしょうがない...。
毎年のことだけど、これが辛い.....。今日と明日の二日間だけだから、休み取って埋めちゃえばよかった、とも思ったけど、やらなければならないことは山ほど待っているのであって、出勤したのでありました...。
フランスで働く限り、私の業界上、年越しは絶対に日本で迎えることは出来ないから、個人的には辛い。フランスの年越しはなんてあっさりしてるんだーXD それでも今年は友達の家に集まって、ひたすらシャンパンで乾杯、ずーっと議論してるような、典型的なフランス式パーティーに参加したけど。(誰も踊らなくて、ずーっと座ってひたすら議論してるのが、あぁなんだか私達も大人になったんだなぁ、と感慨深くなったりした。)日本の年末、お正月は情緒があって好きなのです。大好き。伝統的な雰囲気に包まれて、おせち料理食べたり、お雑煮食べたり。着物着せてもらったりして、楽しんで。あー書いてるだけも切なくなってきた! 私が日本で年越し出来る日はいつ。。。
フランスはあくまでもクリスマスがメインなので、2日からもう出勤だぜ(涙)。三が日くらいゆっくり休ませてくれ!と叫びたい。けれど国が違うからしょうがない...。
毎年のことだけど、これが辛い.....。今日と明日の二日間だけだから、休み取って埋めちゃえばよかった、とも思ったけど、やらなければならないことは山ほど待っているのであって、出勤したのでありました...。
フランスで働く限り、私の業界上、年越しは絶対に日本で迎えることは出来ないから、個人的には辛い。フランスの年越しはなんてあっさりしてるんだーXD それでも今年は友達の家に集まって、ひたすらシャンパンで乾杯、ずーっと議論してるような、典型的なフランス式パーティーに参加したけど。(誰も踊らなくて、ずーっと座ってひたすら議論してるのが、あぁなんだか私達も大人になったんだなぁ、と感慨深くなったりした。)日本の年末、お正月は情緒があって好きなのです。大好き。伝統的な雰囲気に包まれて、おせち料理食べたり、お雑煮食べたり。着物着せてもらったりして、楽しんで。あー書いてるだけも切なくなってきた! 私が日本で年越し出来る日はいつ。。。
去年だって引っ越ししたり、たくさんの変化に見舞われたはずなのに、今年はそれとはまた違って、完全に新しいライフが欲しいと思ってる。変えたい。仕事だって、アパートだって... (早く二人で住みたいよ!じゃないと不経済で。。)
今の環境には十分感謝しているけど、今のライフスタイルでは、仕事が毎日の頭の中の、90%くらいを占めている。残念だなと思うけど、と同時に、仕事があるおかげでこうしてパリに住めているのも確かなのであって... 難しい。私の場合、なんていうか「特別日本人枠」として働いてるわけでなく、「超フランス人的ポスト」について働いているので、やっぱり自分の限界を感じるし、白状しちゃえば、そろそろ甘えて、特別枠で働きたいとも思う。疲れた。(お医者さんにも、「あなた絶えず疲れてるでしょ」と言われた。)それがどういう仕事に就くことを意味するのか分からないけど、もう少し日本語で働けたら、日本に関わって日本のために働けたら、とか思う。漠然とね。
少しずつ、履歴書を更新したり、転職情報を見たりしているけど、なかなかなー。現実的にはビザの問題なんかもありまして。。
ほんとうに好きなことをして生きる、というのは、とても自分に正直で、シンプルなように見えて、一番難しい。私の場合、勇気と時間がないのが一番の問題かも。やっぱりどこか企業、団体に属しているというのは安心感があって、抜け出すには勇気と先立つものが...!
相変わらず迷っている年明けです。
mari
1/1PAGES