Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
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Magical city

We are in a magical city. Paris, oh Paris.








プランタンメゾン館の屋上に、こんな最高な場所を発見!ちょうど夕暮れに間に合って、絶妙な色合いのこんな空が見えた。遠くにはエッフェル塔。アパートの角は三角で、まるでミルフィーユみたいといつも思う。よく見ると、『あっ、あのアパートの中は箱庭があるんだな』って、外からは見えないようなことにも気付く。



パリはぐんぐんと気温が上がり、どうやら正式に春がやって来たようです。晴天の青空で、みんなハッピー。早速どこのカフェのテラスもいっぱいになる。XD 土曜日はアンヴァリッド前の芝生で、日向ぼっこしたよ。


長い冬はもう終わったのかな?ほんとうに春の幕開け?これからまた、夏が来ると、ヨーロッパの一番いい季節がやってくる。長い冬を耐えた後のごほうび。気候も十分シンプルでエクストリームな要素だと思う。長く暮らしてると。パリが年間こんなに天気が悪いなんて、学生の頃は気付かなかった。確かに秋冬は小雨やグレーな空が続くなぁと思っていたけど、そのことで自分がここまで精神的に影響を受けるとは…….。まぁ学生の頃と働く今の気持ちでは、普段のストレスも違うけどさっ。



どうかこのまま、ぶり返しなく、いい天気の日々が続きますように…….。



mari













フランスで働くの巻 comments(0)
扉越しに見たシャネル

CHANEL
automne/hiver 2014 - 2015
au Grand Palais
Paris




残念ながらシャネルのショーを中に入って見ることは出来ませんでした。ピーターはここだという一瞬の隙を見事ものにして、中へ…。私は悔しさでしばし呆然。けれど、なんとか外での最前列をゲット!


グランパレの重厚な扉越しに、ショーを食い入るように見ました。警備員のごついおっちゃん達が時々好奇心から自分達も中の様子を覗いて、こちらの視界を邪魔しなかった限り………


こういう時程、招待状が欲し〜〜い!って思う日もないね(笑)。


シャネルのショーを見に来ている人達は、やはりシャネルだから黒やモノトーンの着こなし、ロックな着こなしが多かったように思いますが、当のシャネルは秋冬なのにとてもヴィヴィッドでカラフルな新作だったよう。どの服も色が鮮やかだったのが印象的。扉越しに確認したぜ


もうあちこちのWebサイトに昨日のショーの様子がアップされているから、みんな見たよね。シャネルはここ数年ずっと何かテーマがあってのファッションショーになっているけど、でも今回のスーパーマーケット、ショッピングセンターのテーマはちょっとどうだったのかな〜。なんか会場の色合いも、シャネルにしてはとてもチープで、あんまりフランスでは受けなさそうな気がしたんだけど、、どう?ちょっとシャネルらしさが物足りないような気がした。楽しいコンセプトで、話題になるのは間違いないだろうけど。モノトーン好きのフランス人には受けないような気がする、というのが私見です。(今日のお昼辺り同僚達がテーブルで酷評を繰り広げるのではないかと思っている)


しかし、あの広いグランパレの会場を、完全シャネル化した、カスタマイズした品物(野菜や果物、キャンディーはまだしも、掃除洗剤が入っているような形のボトルや、缶、なんでも売っていた、まさにショッピングセンター!)を全部製造して用意したかと思うと、そっちの方に頭が下がる…!


どの商品にもラベルが貼ってあって、ちゃーんとシャネルとのjeu de mots(言葉遊び)が書いてあったけど、会場を埋め尽くす程、全部用意して、この日のショーのために全部製造して準備したかと思うと……. 気の遠くなるような作業が目に浮かぶというか、すーーーっごく大変だっただろうなぁ。



ショーが終わってから、ミカンやリンゴを食べながら出てくる人がいたので、『一体何が?なんでリンゴ?』と思っていたら謎が解けました。日本人で(三人中二人は有名人だった)、うち一人が同じくディスプレイであったニンジンを齧りながら出てきたけど、あまりのみっともなさに周囲もドン引き、あれはちょっと頂けなかったと思う…。ああいう場ではフォーマルにきちんと、お品がよく振る舞うのが無言のドレスコードだと思うよ。しかもその方が超エキセントリックな装いだったのに、それに生のニンジンを齧りながら出てきちゃうと、なんともイタい感じでした。正直に述べるけども。。





***


So my look was…….



サンダーと。偶然、サングラスが同じブランドの。
この写真を撮った後、"Mr and Mrs Tom Fordね!"ってほんとだな〜 XD



ピーターと。こやつとはもう10年来の付き合いなんだなぁ。感慨深い。
トレンチコートは肩掛けだぜ。
コートは肩掛け!誰が始めたんだろう、この面白いトレンド(笑)。私も乗っかってみた。



そしてふざける...


ふざける、の図….



***



帰り際、誰か趣味で写真を撮ってるか、ファッションブログをやってる人なんだろうけど、若い男の子にふらりと話しかけられ、写真を撮られました。私はこの猫ちゃんのセーターがいっちょうらなんですけど(このなんとも言えないふざけた表情が大好き!!)、肝心の猫ちゃんセーターをコートで閉じ、封じている時に「素敵ね」と声をかけられて写真を撮られたので、残念、猫ちゃんパリコレデビューならず!X'D


ちなみに雑誌とかどこかスナップサイトをやってる人、って感じの人ではなかったのだけれど、何かブログをやっている人だと思うので、万が一私が載ってるのを誰か見たら、どうか教えて下さいませ。
聞けばよかったけど、タイミング逃して聞けなかった。残念。




いつかちゃんとインヴィテーションをもらって、ショーが観れるような大人になれますように!


mari














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CHANEL tomorrow ?


Finally some Fashion week for me…. but Paris Fashion Week (aka #pfw) rather means a meet-up with these guys !! ;)




パリはファッションウィーク真っ盛りです。歩いてもいてもモデルさんらしき人をちらちら見かけたり、すれ違ったり。NY、ミラン、ロンドンとあちこちでファッションウィークがあるけれど、やっぱり伝統からパリが一番大きくて、誰もが最新のコレクションをチェックしようと世界中から集まる。この時期のホテルはどこも満室!レディースのファッションウィークがある9月終わりと2月終わり〜3月頭のこの時期は、何ヶ月も前から予約必須。前に出張で来ていた同僚が、ホテルが見つからず、電車で片道2時間の実家への移動を余儀なくされていたことがある...。ヒー


しかし!私にとってファッションウィーク期間とは、北の方からまたやつらがやって来る……. またもクレイジーなあいつらが!という恐怖胸騒ぎの方が勝つのである。モデルフリークのピーター&サンダー!



昨日はグラン・パレであったクロエのショーに駆け付けて。久しぶりの再会。ピーターは昔オランダのファッション雑誌で働いていたそうなんだけど、その時のプレスカードを未だに持っていて、いっつも警備員や係の人に、「オランダのニュースペーパーなんだけど」と見せてはトライ、入れない… を何度も繰り返し、運良く入れればラッキー!とまぁそんな感じで、中に潜入。ショーを見ている。


でも、超モデルフリークの彼らにとって、ショーよりも見たい、一緒に写真を撮りたいのはトップモデル達であって、外の出待ちで十分なのだ。でも私はショーが見たい!「People」を見るのももちろん面白いけど、やっぱりショーが見たい。なので入れないと楽しさ半減…。この日もトライしたが、残念ながら×。でも丁寧な対応だったので◎(おい)。ピーターが去った後、ガードマンのお兄さんはちゃんと私にも「どちらからの取材ですか、あなたは?マドモアゼル」と聞いてくれたのだ。そして私は「私は彼のアシスタントです」と言ってみたが、『残念、ダメです』と肩を下げるジェスチャー。しゅん。



ちなみに、この日間近で見たPeopleはオリヴィア・パレルモたん(超細くてエレガントで綺麗だった!サンダーが一緒に写真を撮ることに成功、その後足早にどこかへ…)に、ショーから出てきた、まだメイクが残ったままのサーシャ・ピヴォヴァロヴァ、泣く子も黙るアナ・ウィンター様は写真を避けてか少し外れた茂みに用意された、特別通路へ、それからグレイス、キアラ・フェラーニ(思ってた以上に背が高くてびっくり!)などなど、、、エディターの人達なんかも、オーラが違いますね〜。



この日、晴天だったけどまだまだ寒かったのに、何が凄いと思ったか、『やっぱり私じゃファッショニスタにはなれねぇ…』と思ったのが、このうすら寒いのに写真を撮られる人々(一般人なのか関係者なのか、とにかくハデハデに決めてる!)は、コートを羽織らず、ニット&トップス一枚でひらひらと歩いていたこと!!


なんならタイツだって履かずにパンプス……。出来ない、あたいファッション大好きだと思ってたけど、あんな気合いはないわ..。と思ったのでありました…。






明日はファッションウィーク最終日、例年通りグラン・パレで開かれるシャネルのショーを見に行く(ようにトライしてみる、が正しい)。


ピーター達によると、「シャネルのガードなんか緩いわよ、ショーなんか去年見たわ」とさらっと言っていたので、それを聞いていた私は目が点!!えーそんなに簡単なの?!




やっぱり死ぬ前に一度、人生に一度、シャネルのショーが観てみたい。密かなる夢。どのメゾンだってそうだけど、あれは単なるショーではなく、立派な芸術だもの。どれだけどこのブランドも、シャネルが発信するコレクション、流行を意識しているか。


いつかシャネルや、ディオール、カルティエなどもっとハイブランドでも働いてみたいな〜…という夢も持ってる。そんな夢がいつか叶う日が来たらいいな、なんて。




明日中に入れるよう、どうか祈ってて(笑)!さすがに薄着は無理だけど、オシャレして行くぞ〜



mari
























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Simple and extreme


Saint Valentine's dinner…… at home this year :)





きゃっ。またしても随分とお久しぶりになってしまいました。(気まずいからギャグっぽく始めてみる)

今日から3月だなんて…!信じられない。ということは30歳へのカウントダウンスタート!キャー!XD


ブログを書きたい気持ちはあるんだよーう。でも本当に毎日が忙しくて、なかなか書けないんだよーう。ほんとだよーう 今もアクセス解析を見たら、毎月2000、3000ぐらいのアクセスがあり、まー全然スターブログに比べたら何だってないけどさ、毎日100人以上の方が見てくれてると思うと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいであります。


でもほんとに。いつも何か思う度に、「あーこれ書きたい、このこと書きたい」と思うのだけど、なかなか時間が、、。とか言って毎晩インターネットでくっだんない記事や、会社でもらってきた雑誌をぱらぱらと読む時間はある。ということは要は時間の使い方が問題なんである。課題図書だってまだあるぞ!


ほんと、いつもこのブログのことは思っています。ほんとです。今でも変わらず、大事な場所。もうちょっと毎回短くてもいいから、いろいろ頻繁に載せるべきなのかな?







クリスマス、それから年明けのセール、バレンタインが終わって、やっと一週間程休みをもらっていました。週末を合わせて、10日間もの休み!今年は去年よりもずっと全体的にプロジェクトの進行が上手く行って、どのイベントごともそんなにバタバタすることなく、きちんと過ぎて行ったのでありました。ほっ!もうすぐフランスで働いて丸三年が経つことになる。(いい加減)そろそろ仕事まわすのが、上手くなってきたのかな?ちょっとは前向きに、そう思いたい。



まぁ、日本でもそうだよね。大体一つの仕事を理解するのに、三年はかかるってよく言うじゃない。それと同じかなーと思います、国が違っても。私のポストは私が就く前に新しく作られたということもあって、最初はまだ全然、会社の中での立場や、どういう風にオーガナイズするのかとか、そういったことが全然決まっていなくって、いろんな人に助けてもらいながら、そして途中で、私をフランスに送ってくれたボスがなんと退任することになってからは、いざという時に頼れる人がいなくなるという、なんとも心細い、窮地に立たされたのでありますが、それでもなんとか、またもいろんな人のおかげで、なんとかやってくることが出来た。


きっと私が物わかりが遅いせいで、普段マーケティングの上司や広報の上司、その他同僚をイライラさせることが絶対にあると思うんだけど(笑)、みんな優しい。ほんとうに、この会社じゃなかったら、同じフランスはフランスで働くでも、絶対に働けなかっただろうと、思うのであります。


それから最近よく思うのが、有給や長いバカンスを取らない限り、毎月二回程、RTTと言って強制的に取らないといけない休みがあるのだけど、これはなぜかというと、いろいろ反対意見はありますが、フランスが週35時間労働を推進していて、一日8時間労働、週40時間となるところを、二週間フルで働いたら一回休み(丸一日)、という風に、あえて丸一日休むことで週35時間労働に直しているのだ。毎日の労働時間を短くするんでなくってね。


そして私のポストの場合、一人チームなので、プロジェクトの予定や仕事の都合で取れる時に取る、という風に、非常に融通がきく形で申請できるようになっており、お隣マーケティングチームなんかだと、取ってもいい日は金曜日、それも別の相手(大体同じような仕事をしている)と調整して、二人とも休み、にならないように、といろいろ制約があるのだが、私の場合何曜日に取ってもオーケー。

まぁ、三連休になったらsympaだから、金曜日に取ることが多いですけれども、ちょっと病院に行かないといけないなって時とか、仕事との兼ね合いを見て、水曜日に取ったりも出来るし、ちょっと日本から友達来るなって時なんかも平日に取れるし(笑)、もちろん、金曜日に取って、どこか近場に旅行に行くことも可能だ。今まで何度この恩恵に授かってきたか…… 


そして、そして年に5週間(労働時間で考えるので、平日の週5日間×5週で計25日だ)ある、バカンスですよ。フランス人はまったくいつ働いているのか。8月なんか人もまばらで、からーっぽになっちゃう、mois videだもんね。




というわけで、いろいろ日本と違ってガツンと言われる時はそれはもうガツンと言われて、『このまま死の谷に沈んで帰れなくなっちゃうんじゃないの、私 』って程落ち込むこともありましたが、それは彼女が私のことを嫌いだからなのではなく、フランス人の場合、その裏にきちんとした友情であったり、信頼、何より愛情が成立していて、そういった要素があるからこそ、ちょっとぐらいきつく言っても平気、それは何を意味することもない、ただの仕事上での忠告なのだと、この暗黙のルールが分かってからというもの、そんなに落ち込むこともなくなった。


自分が強くなったのか分からない。ただ年月が経って、いろいろ勝手が分かり、体が、頭が慣れてきたのだと思う。


どんなことがあっても自分の仕事はきちんと。それでいて、休む時はしっかりと休む。19歳の頃、初めてフランスに来て、まずは一ヶ月ホームステイした時のマダムに、「いい、マリ、人生はいっぱい働いて、いーーっぱい休むの」と言われたことを思い出す。それがフランスにおける、人生を謳歌する哲学にもつながっている。
辛いこともあるけれど、最近は仕事が平和なので、『おかしいな、、近々なんかガツンと怒られることがあるかも』と臆病な私は内心ビクビクしているのも事実ですが(あはは)、働くというのは至ってシンプルな「労働」であって、頑張ればご褒美(バカンス、RTT)がある。このシンプルでエクストリーム(極端)な、フランス式働くリズムに、すっかり慣れてしまった。


そしてこんなに休みがあると、もう二度と日本では働けないよー!!XD と、ちょっとした危機も感じている、ちゃんと。まぁそんな日はいつになることか分かりませんけども、、、。今のところ。









バカンス中は、ほぼ毎日アトリエでせっせと習字のお稽古をし(無事準初段になりました!)、一回程、夕方5時に姪っ子をベビーシッターさんのところへ迎えに行き、もこもこクマさんモードの彼女をだっこして連れて帰る…。この後ろ姿!相変わらず姪っ子がそれはそれは可愛くて、ツボ。もう困るくらいかわいい。食べちゃうぞ!




それからバカンス中は、ボンマルシェをふらりと目の保養に見ている際、欲しいバッグに出会ってしまって(キャー!)、いろいろネットで調査した後、かのモンテーニュマーケットに二日連続出向いたりと、毎日それはそれは活動的に動いていて、一度も家で、パジャマのまま、だらーっと映画観る、とかしなかった。シャンゼリゼなんて久しぶりに行ったよ、もう。普段全然立ち寄ることがない。遊びに行くところではないのでね。


なぜモンテーニュマーケットに二日連続出向いたかって…?最近今後の旅行のチケットを大量に前払いしていて、カードが切れなかったからだよ!X'D 


まったく笑い事ではない(バッグが欲しくなってしまったこともですが。。)おかげで店員さんともすっかり仲良くなり、名前だけはずっと知ってたけど、初めて行ったモンテーニュマーケット。素晴らしい見せ方、ディスプレイにうっとり。どの服も美しかった。一流のファッションを愛でることは、ちょっとした美術館に行くぐらいと、同じくらいの効果があると思う。



休み中、一日はまたランニングに行きたかったけど、こんなことをしていたので、行けなくて残念。土曜日はファニー様の引っ越しを手伝ったり。それから次の日は、フォンテーヌブローの辺りの森へ、彼とピクニックに行って森の中でスクラブルで遊ぶなど、とても充実した、いい休みだった。




こんな風にしっかり働いて、もう限界!休みたい! って時に一週間程休んで、coupure(切断、切り目、の意)をするのは、ほんとにいいな、と思ったのでありました。「休むからー!その週私いないから!」って言った時の、まわりの好意的な目もいいよね。「あー、いいねー、バカンス!どっか行くの?」「近場でだったらリールとか、ランスもいいわよ〜」と言ってくれる同僚。ありがたい。






もうダメだ、と思ったことも何度もあったけど、最近は幸いなことに比較的調子がいいので、もうしばらく続けてみようと思います。Simple and extreme. I like it.




mari










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