Previously, mari's paris life


"La France traverse une phase de vulgarite. Paris, centre et rayonnement de betise universelle" - C. Baudelaire :p
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December at the fullest

Happy holidays soon! :)





ギャー!またもちょっと間が空いちゃった!ごめんなさい!(得意の平謝り!)



もうすぐ、クリスマスですね!街の中も、あちこちのお店の紙袋を持った、家路に着く人で溢れてる。
みんなプレゼントかな、って思うと、あたたかい気持ちに。


パリは今年も暖冬で、ほっとしています。
こんなにのんびり、純粋に12月という時だけを楽しめるのは初めてのことなので、天気が良ければ、プレゼント探しを兼ねて、あちこちいろいろ歩きました。


私が好きなデパートはこの写真の通り、ボン・マルシェ!なぜなら大体いつも空いているからw
プランタンは見やすいのでたまに行く。
ギャラリー・ラファイエットは、なんか苦手… クーポール(ドームになっている天井部分)の美しさは認めるが...








素敵で、思わず足を止めてしまったウィンドー。

一番右に見える、こういうもこもこふわふわの、ロシア帽?が今すごく流行っているんだけど、あったかそうだし、面白いから(相変わらず求める服の基準が「面白いこと」、である)、探してるんだけど、なかなか似合うのに出会えず…

それに私が被ると、顔が平たいせいか、本格的に「私は中央アジアの遊牧民です」って感じになってしまうので、要注意が必要である。
彫りの深い、こっちの子が被ると可愛いのよね〜。はー なかなかだわ。






今年パックスしたおかげで、いろいろとお祝いを頂き、今後の旅行に貯めてもよかったけど、せっかくなので、ずっと食べたいと思っていた、鉄板焼きを食べに、かの「弁慶」へ行ってきました!先週金曜日のこと。

美味しかったー!しかし、高過ぎて、もう二度と食べに行けることはないであろう(笑)。


これはデザートのお皿にしてあった、抹茶のパウダーとお砂糖の、デコレーション。憎い心遣いに思わずニヤリ、撮ってしまいました。





今年のクリスマスは、24日の夜は妹の家でパーティー。25日のお昼に例年通り、彼の実家へ行って、お祝いする予定です。26日からは、初めてのブルターニュへ、2泊3日で行く予定。初めてモンサンミッシェルへも行けそう!もう4年も住んでるのに!!XD




クリスマスまで、いよいよあと3日!プレゼントを交換して、食事するのがこんなに楽しみなんて、そわそわして、まったく子どものような心持ちでいるよ(笑)。
皆さんも、よいクリスマスをー☆



また書きます!




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迫り来る金太郎の恐怖
また突拍子もないタイトルを付けて、一体??と思われるかもしれないけれど、これには訳がある。気が付くとフランスに移り住んで4年。今年はいろいろあったけど、パックスもして、まだまだフランス生活は続きそうな感じだ。そして12月になった。2014年という、始めはよく思えた、けれど途中から急転直下、滅茶苦茶な、とんでもない年となってしまった、が、その2014年があと一ヶ月で終わる、去っていく。早く除去したい気持ちもあり、こんな風に街の綺麗さや、純粋にノエル(クリスマス)だけを楽しめるのは、やって来て以来初めてのことなので、ゆっくり楽しみたい気もある。仕事をしていないクリスマスというのはどこか変な具合がして、虚しい気にもなり、落ち込んだりもした。いつも、クリスマスは普段の3倍忙しくなっていたから。けれど、今はただこの美しい季節を謳歌したい。今年だけ、特別に。自分を甘やかしてもいいよね?



普段、いわゆる超西洋的エレメントの数々に自然に触れ、目にしていると、意識していなくとも、自然と「和」のものが恋しくなってきたことに気付く。私が引っ越してきて以来、仕事に慣れた二年目、子どもの頃にしていた習字をふと思い出し、おかしなことにここパリで再び始めたのも、日本的エレメントに飢えていたからで、この思いは同じところに繋がっていると思う。


もっと若い頃は、長年海外暮らしをしている人の家が、まるで日本食レストランのように日本的工芸品とでも言えばいいのだろうか、たくさんの日本チックな雑貨で飾り付けられ、溢れているのがイヤでたまらなかった。ああいうインテリアだけはするものか、と、西洋崇拝じゃないけど、自分の趣味は違っていると思っていたし、あえて日本的なものを置かずとも、私は日本と繋がっていると思っていた。それは日々、精神の中にあったし、私の振る舞いは当たり前だけど日本的なのであって、私の中から日本人的アイデンティティが消え去ることはないと思っていた。



けれど、この三年間に渡る、超フランス的環境、フランス語で言うところの、Franco françaisな仕事環境、ひいては日常の中で、たぶん、目に見て分かる日本文化に触れたい、恋しいと思うようになったのだと思う。いつからだとは分からない。けれど、私が生まれて育ったのは日本なのであって、心の隅で、いつも日本のことを思っている。育った街の、夕暮れの団地や、自転車で下った坂、そんなセンチメンタルで、ノスタルジックな情景ばかり思い浮かぶ。ちょっと涙したくもなる。そして辺りを見回すと、聞こえるのは近くにある教会の鐘の音であったり、石畳の道、すれ違うのは私とはまったく違った容姿の人々ばかりで… 急に辛くなったのだ。異国でたった一人、誰に褒められることもなく戦ってきた事実に。そしてそんな異国の環境で、一人身を置いていた事実に。



まぁ大げさに言うと、こういうような心的変化はあった。今でもふとメトロに乗っていて、周りを見渡すと、あれ、と唖然とすることがある。すっかり見慣れたはずの光景でも、ふと気付くと自分だけが異人だったことを目の当たりにさせられるというか。



するとどうだろう。週二回の習字のお稽古が楽しくてしょうがない。先生が淹れてくれるお茶は、小花柄が付いたまさに日本で見るような湯のみで、少し苦い煎茶。下敷きは少し黒を含んだ赤で、日本から送られてくる教科書はもちろん日本語、半紙の包装紙にも日本語で表記してある。急にパリから、日本へトリップしたような感覚。すると、もう止まらなかった。もともと習字が好きだったこともあり、そして最近ではさらに時間が出来たこともあり、ほぼ毎日お稽古している。毎日書かずにはいられない。ランニングや貯金と同じで、継続は裏切らない。お稽古すればするだけ、確実に腕が付く。前では必死になって、苦しんだ書いた毎月の課題が、最近では不思議なことに、前程苦労しなくなってきた。これも、必死にお稽古した結果だろう。苦しみはいつか必ず実となり、自分に返ってくる。そんなことを思った。



妹は、私よりも若いくせに、私よりも少し長くフランスに住んでいるせいか、私よりも少し早く、このタイミングが来たのだろうか、家の中のインテリアは至ってフランス風だけど、ある時なんて、日曜日のマルシェでこけしの人形を、2ユーロで買ったと喜んで見せてくれたことがあり、それは本気のこけし、工芸品で売っているような寡黙な表情をしているのでなく、フランス式にポップにデフォルメしてあるような、赤い着物を着た、可愛らしく微笑んだ人形なのだけれど、こういう日本を思い起こすオブジェについ目が留まり、手に取っては、購入したくなる気持ちがよく分かるのだ。


そして思い出すのは、まさに日本的オブジェで埋め尽くされていた、アメリカに住む伯母の家のリビング…。絶対あんな風にだけはなるものか、訳もなく、頑にそう思っていたはずなのに、気が付くと私のアパートのリビングには、自分で書いた書が二つ、額縁に収まっているし、まだまだ大判も、テレビの上の壁に貼りたい、と思っているところ。留まることがない。それに、私が今書を通して目指しているのは、こちらの人のインテリアにすっと溶け込む、アートとしての書だ。それは抽象画のようかもしれないし、ただの文字になるかもしれない。けれど、黒と白、たったこの二色で紙の上だけで表現出来ることはいっぱいあって、可能性は果てしない。その過程に、魅せられている。


私の腕では、まだまだ自分が思い描くものがそう簡単に書けるわけではないし、練習と作品作りはまったく違うことなので、まだまだお稽古が必要だ。けれど、こういうものが作れるようになりたい、先生のテクニックを、出来るだけ早く盗んで…と、確固とした考えはある。あとはそれを、再現出来るだけの腕を身に付けなければ…
そんなことも、私がせっせとアトリエに通い続けている理由の一つだ。そして、小さい頃から書道が好きで、習わせてくれ、こうして大人になった今も、理解を示してくれる両親、家族に恵まれていることを、本当に有り難く思う。




身の回りのものを、もう少し日本的エレメントで埋めたい。今の勢いでは、リビングに金太郎の刺繍が入った色紙のようなもの、を額縁に入れて飾る日もそう遠くない。と思っている。だから、「迫り来る金太郎の恐怖」w



こんな風に生まれ育った国が恋しくなるなんて、私もよっぽど年を取ってもう若くないのか、4年という月日が過ぎて、そしてこれからもこの数字が増え続けることの証か、そのどちらか、もしくは両方だと思って開き直って生きている。若い頃には分からなかった良さが分かるようになったのだろうか。もちろん、年月や年齢に関係なく、日本文化は素晴らしい。超フランス的環境で働いていた反動で、次は、日本らしい環境で、と思うのかもしれない。何はともあれ、(外交面とフクシマに対する政策を除いては)私はフランスに来てからより一層、日本への愛を感じているし、帰る度に素晴らしい国だなと思わずにはいられない。自分の中の日本人度がより一層ぴかぴかと磨かれる感じというか、とにかく見るものすべてに刺激を受けて、ひれ伏さずにはいられない。大げさに言うとそんな感じだ。


私が持っている感性全て、それは日本人であることに多くが起因しているし、こうして異国で一人戦う日々が続こうとも、日本人でよかったと思う。だから先日のように、一緒くたにし、心ないジョークを言われると、面食らってしまって、文字通り困惑してしまうのだ。




フランスから見つめる日本、思いを焦がす。自分の国なのに不思議ね。けれどこれもすべて縁で、人生の色を鮮やかにし、ちょうど良い距離なのかもしれない。普段、日本で暮らしていないってことの現れだ。思い出や憧れだけでは、つい美化しがちになる。フランスにいつつ、私が一日本人として出来ることは何だろう。まだ考え始めたばっかりで、答えはあやふやな雲の中に見え隠れしているけど、最近よく考えている。


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特別な日には思い切って

Friday. 
Dressed up the table and the (almost) whole apartment for special guests!
Happy holidays soon (:





前にも話した、アメリカ人の友達Dと、出張で一週間、東京からフランスにやって来たT子。その二人が偶然同じ時期にパリに!これは集まらなくっちゃ、張り切ってもてなさなくっちゃと、金曜日、仕事でお疲れなところ、うちに来てもらってディナー!もちろん、この素晴らしい再会はシャンパンでお祝いしました。


メインは、前にOvni(在仏日本人向けのフリーペーパー)に載っていた、「子牛の白ワイン煮込み、それもマレンゴ風」というのが作りたい!と決めていたんだけど、私はなんと、前菜を作るのにいつもインスピレーションが湧かない…!そして頑張ってデザートまで作れればいいのだけど、いつもメインだけで疲れて果ててしまって(情けない。。)、チョコレートケーキを買うところが、重いかな、と思い、デザートは急きょマンゴーに。


前菜はお肉屋さんの帰り、そのほぼ隣にあったお惣菜屋さんで買いました、買ってしまいました...。チキンか何かのパテにしようかと思ったところ、私の視線を奪ったのは季節柄、フォアグラのジュレ付きパテ…!チキンのパテと値段を混同したまま、4切れ頂くと、レジにてその後、大汗かいたのは言うまでもありません。。。けど!せっかくの友達との再会だし、こんな機会そうそうない、少し早いけど、もうすぐクリスマス… 買いました、買いましたよ、フォアグラのパテを。はー(滅多に行かないけど)まさかお惣菜屋さんでこんな大きな買い物をする日が来るとは!XD 私も大人になったものだわ。なんて。ふふふん。



肝心のお料理の写真を、食べるのに夢中で撮り忘れましたが、初めて作った割には大成功!と言えよう。けれど、ルクルーゼのようなココット鍋でなく、普通の両手鍋で作ったので、二時間以上煮込んだ割には、とろけ具合が今ひとつだったかも…?是非今度はちゃんとしたお鍋を買って、リトライしたいものです。それからあと思ったのは、これからお皿、全カトラリーの類は、ミニマム4つ要る!ということ。




せっかくだし、ちゃんとフランス式におもてなししたくって(だったら前菜、デザートも作れと言われそうだけど)、チーズも種類の違うものを三種類、モノプリで買ってみた。お客様の二人とも、意外にもこのチーズを一番楽しみにしていた模様。買ったのは、12ヶ月熟成タイプのコンテと、フルム・ドンベールという青カビタイプのもの、それからルブロション。これは彼曰く、山のチーズらしい。どれも美味しかった!私的に一番のヒットは、コンテでした。



次回、このメンバーで集まれる日はいつだろう?どこの国だろう?日本が一番妥当のようだけど、全員揃うかは分からない。そんなことを考えるのが楽しくて、少し切なくなる。それはまたすぐに会える日は、まだ少し先、ということがよーく分かっているから。しょうがないけれど、楽しみがあるからこそ、今会えた時を楽しもう、と思いを新たにし、おしゃべりにより一層華が咲く。本当に、友達が一番!(家族、恋人ももちろん大事だけどね…)




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